Nature
動物記
<<前のページ 次のページ>>
オスは鮮やかな瑠璃色
ルリビタキ
Tarsiger cyanurus
………………………………………………………………………………………………

 実家の周辺では、過去にいろいろな種類の野鳥を確認しているが、先日、初めてルリビタキを見かけた。早速、望遠レンズ付きカメラを三脚に固定し、約80カットほど撮影。あまり人を恐れない性質らしくて、結構近くまで寄ってくる。そのため撮影はしやすかった。とはいえ当然のことだが、警戒心がないわけでもなく、ほかの鳥の鳴き声など、異変を感じるとすぐに近くの林に逃げ込み、安全を確認するとまた戻るということを繰り返していた。
 撮影を終えたあとも、しばらくうちの菜園の周辺を行ったり来たりしていたので、どうやらわが家を気に入ってくれたようだ。でも同じヒタキ科の野鳥であるジョウビタキとの間にテリトリー争いが勃発しなければいいのだが…。それにしても瑠璃色が何とも美しい。脇の黄色といい、配色が絶妙である。メスは淡い褐色で、オスに比べれば地味だが、尾だけは瑠璃色をしていて脇が黄色なのはオスと同じらしい。



うっすらと雪化粧した日、実家の菜園にやってきたルリビタキ(♂冬羽)


栃木県日光市・庚申山で見かけたルリビタキ(♂夏羽)


 
 
 CONTENTS