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木の枝に擬態する昆虫
ナナフシ
Baculum elongatum (ナナフシ)
Phraortes illepidus 
(エダナナフシ)
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 ナナフシは、ひょろりとした細い身体で木の枝に擬態する昆虫で、山野で普通に見かけるエダナナフシのほか、トビナナフシ、トゲナナフシなどのなかまがある。ナナフシはあまり動かず、じっとしていることが多いが、それでも広島の実家の庭先でも何度も見つけたし、取材先で出会うこともある。左下の写真は佐賀県の湿原にいたエダナナフシ。木の枝なら気づかなかっただろうが、表面だけ焼いて防腐処理した柵用の丸木にいたのですぐに目についた。ちょっとつつくと、慌てて木の表面にベタッと張り付き、前肢をのばして枝に擬態した。あのねぇ、見ている目の前で枝に擬態しても遅いんだよ。それにそんな黒い木の表面で擬態してもどこにいるかすぐにわかっちゃうんだけど。



エダナナフシ。ナナフシに似るが、触覚が長い。広島市。



エダナナフシの頭部。広島市。



広島の実家で見かけたナナフシ。上のエダナナフシと比較すると、触覚が短い。庭のブナに張り付いていた。



本人(?)は「忍法・枝隠れの術」のつもりかも。佐賀県七山村(左)。上のナナフシを椅子の上に移動させると、前肢をまっすぐにのばして、早速「枝」に変身!!(右)。





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動物記