実家周辺には多い
クロアゲハ
Papilio protenor
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5月に実家に帰った時のこと。小雨降る日、倉庫の脇にクロアゲハが止まっていた。実家の周辺にはクロアゲハやモンキアゲハなど黒い色のアゲハが多いので、さして気にもしなかった。ところが翌日、雨が止んでいたにもかかわらず、近くの草むらにじっとしている。何らかの飛べない事情でもあるのだろうか。よく見ると左右の羽の大きさが微妙に違うようにも見える。そのためバランスが悪くて飛べないのだろうかとも想像した。
そっと手を差し出すと、逃げもせずに指の上に上がってきた。指に止まらせたまま家にいる母に見せに行ったが、その間もじっとしたまま。よほど私の指が気に入ったのだろうか（笑）。せっかくなので記念写真をパチリ。このあと、また同じ場所に戻した。翌日、少し天気が改善。見に行くとまだ近くにいたが、少しして私の前で飛び立ち、あっという間に遠くに行ってしまった。なぁーんだ、飛べるんじゃん。湿気が多いと飛べないというわけか。確かに湿気の多い時に蝶が飛ぶ姿を見たことがないような気もするし…。
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指に止まったままじっと動かないクロアゲハ
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