岐阜県が和名の由来
ギフチョウ
Luehdorfia japonica
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ギフチョウはアゲハチョウ科ギフチョウ属に分類される日本固有のチョウ。秋田県南部から山口県にかけての落葉樹林に生息し、古くは錦蝶と呼ばれていたが、明治時代に岐阜県で採集されたことに因んで、岐阜蝶と命名された。
特にチョウを追っていない私の場合。山で偶然見かけたことがあるくらいだが、同じアゲハチョウ科とはいえ、ナミアゲハやキアゲハを見慣れている目からすると、ギフチョウはやはり物珍しく見えてしまう。
実は、うちから比較的近い山にも生息しているが、そんなことも近年になるまで知らなかった。私が出会ったのは長野県や新潟県の山。掲載した写真は2012年に登った新潟県弥彦村の弥彦山で撮影したギフチョウ。すぐに遠くに飛んで行ってしまったので、こんなものしかなく、実はその後、ギフチョウ目当てで岐阜県某所に撮影に行こうかと思っていたこともあるが、結局叶わなかった。そこは、あまり一般に知られていないカタクリ群生地で、しかもギフチョウも生息しており、半日くらい粘ってカタクリに吸蜜に訪れたところを撮影しようと思っていた。おそらく訪問者もわずかなので、そんな撮影に適しているだろうと踏んでいた。カタクリとギフチョウの組み合わせは見事だからね。
ちなみに北海道や東北北部にはヒメギフチョウが生息。わかりやすい違いは腹部末端の毛色。ここが黒いとギフチョウ。黄褐色だとヒメギフチョウ。また分布も明瞭に分かれているので、区別もしやすい。
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春の弥彦山はオオミスミソウやカタクリが咲き乱れる花の山。そこで偶然見かけて撮影したギフチョウ
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