結論からいえば、これは確実に間違いです。そもそも日本という国が永久に存在するかどうかわからないということもありますが、そうだったとしても、かなり難しいといわざるを得ません。「半永久的…」というのであれば間違いとはいえませんが。
 山に限らず、地形というものはすべてそうですが、雨や水などの影響を受けて、わずかながら変化していきます。雨が降るということは、雨水と一緒に土砂も山から山麓に向けて流れ出すということです。十年や百年程度では、遠くから山を見て、わかるほどの変化はありませんが、それが千年、万年の単位になると、形が崩れる可能性は高いでしょう。もっとも富士山は火山ですから、噴火によって、熔岩や火山灰などの「形を保つ材料」が、新たに地下から供給される可能性はありますが、一方で、大噴火でも起きれば今とは大きく形が変わり、宝永火口のように噴火口が山腹に開いて、しかも大量の熔岩が吹き出せば、歪んだ山容になる可能性も考えられます。現在の富士山も見る方向によっては、宝永火口の影響で、きれいな円錐形にはなっていませんが。
 運良く今のような美しい円錐形を保つことができたとしても「永久」ということはあり得ないですね。これは富士山に限ったことではなくて、そもそも地球も太陽も永久の存在ではないからです。別にどこかの怪しい新興宗教の終末思想にかぶれているわけでもなんでもなくて事実です。
 恒星というのは、やがて膨張し始めて赤色巨星になります。太陽の場合、約50億年後には、地球の軌道を飲み込むほどに膨張するだろうといわれています。それが地球の最後です。このことは、かなり前から知っていましたが、以前、朝日新聞でさらに詳しく記事になっていました。記事によると、それよりも早い10〜20億年後の地球表面は、すでに生物が生きられないほどの高温になると予想されているそうです。朝日新聞のサイトで、現在も読めますこちら
 その頃、人類はどうなっているんでしょうか。さらに別の種類に進化している可能性も高いと考えられますが、一方で絶滅しちゃってる可能性も同じくらい高いような気もします。仮に存続していたとしても、それまでに宇宙へ出て、代わりの惑星を見つける以外に生き残る方法はありません。だからといって「その時のためにJAXAの宇宙開発を事業仕分けするな!」と主張するのは、あまりに遠い未来の話なので、説得力はありませんよ(笑)。
 
              
 

Nature
これって正しい?
雑記帳

「美しい富士山は、永久に日本のシンボルです」

第2話