| File No.0092 進化型ポスト兼宅配ボックス 本体外面塗装編 |
| 板張りが終わったので、引き続き本体外面の塗装作業に取り掛かる。まずは仮付けしていた部材を外し、本体と部材すべてに防腐塗料を塗った。防腐塗料を塗っておけば、仮に雨水が材にしみ込んでも腐りにくくなる。ただ、仕上げ塗装に水性塗料を使うか油性塗料を使うかは、悩ましいところで、耐候性に期待するのであれば油性の方がいい。しかし、油性は水性よりも塗りにくく乾きにくい。何より塗装した部材どうしが接着してしまう特性も無視できない。そこで今回は水性塗料で塗装することにした。紫外線による塗膜の劣化は避けられないが、劣化したら、そこだけサンダーをかけて塗りなおせばいい。昔に比べれば、水性塗料の耐候性は改善している感もあるが、まだ油性には敵わない。仕上げに水性塗料を使うということは、必然的に下地塗りの防腐塗料も水性にするしかない。下地を水性、仕上げを油性にすることは可能だが、逆はできないからね。 水性防腐塗料がよく乾いてから、仕上げ用の白色水性塗料を塗るわけだが、白色塗料は表面の、わずかな凹凸が見えやすくなる性質があり、これくらいなら問題ないだろうと思って塗ってみたら、凹凸が目に付いたりした。なので表面にサンダーやサンドペーパーをかけて修正し、必要に応じてパテを塗り、乾いてから再度、サンドペーパーで表面を整え、またまた水性防腐塗料と水性白色塗料を塗り直す…という行程を繰り返す必要も生じた。しかも、それは一度ではすまなかった。 一方、庫内の塗装はどうするか、迷ったが、塗装面どうしの接着を防ぐ意味もあり、しかも庫内は普段見えない部分でもあるので省略することにした。特に取り出し口周辺の塗装する部分と木地のまま残す部分は厳密に塗り分けた。もちろん必要に応じて、マスキングテープや新聞紙等で養生もした。そのため外面だけの塗装とはいえ、結構手間がかかった。 次回は内装と配線作業編をまとめます。 |
![]() 外面内面ともにクリアの水性防腐塗料を塗った本体。底の部分は特に丁寧に防腐塗料を塗る必要があるので、ひっくり返してある。行程上、天板は別途塗装するので、まだ取り付けていない。 ![]() ほかの部材もすべて水性防腐塗料を塗った。 ![]() 天板をあと付けにした理由は、天板を取り付けてしまうと、投入口周辺の塗装がしにくいから。なので、ひとまずほかの面に水性白色塗料を塗っていく。塗らなくていい部分にはマスキングテープを貼ってある。 ![]() ほかの部材も同様に外面を塗装する。右下は天板だが、天板は取り付けてからパテを塗って隙間を隠したりする必要があるので、まだ全面を塗らなくていいが、投入口側の面はすべて塗装した。こちらも不要な部分にはマスキングテープを貼って養生した。 ![]() 投入口扉ユニット。特に扉外面は丁寧に重ね塗りしておいた。汚れたら扉ユニットごと取り外して、塗り直すこともできる構造にしてある。 ![]() 庫内の配線作業はまたあとでしなければならないが、投入口上部の照明LEDは、この段階で配線しておいた。ボックス本体の下部に人感センサーを取り付けて、センサーが反応すれば、このLEDが点灯。そうすれば夜間の配達でもボックスの存在に気づいてもらいやすいし、その際に投入口や案内板もよく見える。 ![]() ほとんどの本体外面の塗装が終わってから、天板を取り付けて、木ネジで固定。ネジ頭を隠す化粧材を埋め込んで、パテを塗ったところ。 ![]() この段階で投入口を見ると、こんな感じ。少なくとも投入口周辺の塗装はこれでOK。投入口上部にある4つの穴は、ここから木ネジを通して、投入口扉ユニットを固定するためのもの。ネジ止め後、化粧キャップで穴を隠す。 ![]() 本体塗装が乾いてからよく見ると、右側の縁に残る凹凸が気になり、カンナで少し削ったりして、再度パテを塗った。ただ、これだけでもまだ済まず、何度か繰り返すハメになった。木地の段階で、かなりシビアに表面を整えておくべきだった。中途半端な平面性では、あとで凹凸が気になる可能性が高い。 ![]() 天板も一度塗ったのだが、やはり両縁の凹凸や段差が気になり、サンダーやカンナで整え直した。 ![]() 取り出し口の塗装。上部は、板をネジ止めするので、必要であれば取り外せる。その裏側には、庫内カメラや照明LED、コンセントが配置されるので、何かあれば板を外せば、開けて対応できるようにしておいた。そのため、板を取り付ける部分は木地のまま残しておく。塗装時、庫内に塗料がうっかり落ちてもいいように新聞紙でしっかり養生してから塗装した。 ![]() 三度目の塗り直し前。また気になるところがあり、削り直した。 ![]() 外面塗装が完了したところ。すぐに終わると思ったら、全然そうじゃなかった。あーやれやれ。右の側面下に出ている黒い部分は、AC100V電源コードの取り入れ部。黒の塩ビパイプとキャップを利用。下側に穴を開けて、スリットなしのコルゲートチューブに通した電源コードを配線する予定。また取り出し口右下にあるのは、開閉スイッチ。取り出し扉を開ければ、スイッチによって自動的に庫内LEDランプが点灯するようにするためのもの。内装に関して詳しくは次回書くつもりだが、実際は並行的に進めたところもあり、荷物をキャッチする二重のゴムネットも割と早い段階から取り付けられるように加工していた。 ![]() まあ、こんなところでしょうかね。水性なので、液垂れも少なく、塗りやすかったが、何度も修正するハメになるとは予想外だった。次回→内装と配線作業編 |
