Nature
 File No.0086
隙間に作ったハクサイ台


 勝手口にあるエコキュートと冷凍庫の隙間に作った木製台である。ここにはエコキュートからのびる配管があって、昔から利用価値がないデッドスペースだった。配管が邪魔するので箒すら置きにくい。そこで配管をまたぐ台を設置することにした。前回記事で取り上げた「すぐ設置できる簡易棚」同様、生活空間を狭くしたりせずにデッドスペースをうまく利用しようというわけだ。

 そのきっかけは、先日、母が買ってきたハクサイひと玉を丸ごと籠に入れて配管の上に載せていたことだった。いやいや、それはやめた方がいい。いくらハクサイひと玉とはいえ、想定外の負荷を配管にかけ続ければ、金属パイプ自体は耐えられても、接合部分がどうなるかはわからない。ただでさえ経年劣化しているだろうし、余計な負荷によって水漏れなどのトラブルの原因になりかねない。

 そこで配管に負荷をかけずに物を置ける台を作ろうと思った。母が心おきなくハクサイを置けるように作ったので命名「ハクサイ台」というわけだ。「あくまでハクサイ台なので、ハクサイ以外は置いちゃダメ」といってある(笑)。

 ただ、台を作るといっても、実は簡単じゃなかった。右側にはボクちんがモルタルを流し込んで延長した冷凍庫用基礎台が少しはみ出している。勝手口周辺の業者施工のモルタルは、当然、水平になっているのだが、この隙間は水が流れ込んでもすぐに流れ出るように少し傾斜がつけてあった。そのため4脚の台を置く場合、4脚とも同じ長さにしたのでは安定しないことになる。

 そこでまずは前方2脚を切り出す。配管を邪魔しない寸法で左側の脚を切り出し、冷凍庫基礎台の段差分だけ短くした長さで右側の脚も切り出す。これで一度梁と合わせて置いてみて、左右が水平になるかを確認する。問題なければ、左右の梁も仮止めした上、水準器で水平にしておいて後方左右の脚寸法をレーザー距離計で計測し、その数値で2脚を切り出す…という方法で進めた。4脚揃えて置いてみるとガタが一切なく水平も担保されていたので、天板をつけて水性白ペンキで塗装して完成、というわけ。こういう特殊条件下にある場所に台を置く場合。既製品じゃ無理なんだよね。



4脚を同じ長さにできない場所なので、少しばかり苦労して作ったハクサイ台。ガタは一切ない。台の出し入れができるようにするためには後方左側の脚に補強材を接合できない。そのため不本意ながらもここだけは補強材につながらない1脚だけで支えるようになっている。


台を置く前の状況。左がエコキュート。そこから出る配管が邪魔して利用しようにも利用しにくい空間だった。


















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