Nature Log
 にっぽん全国 湿原めぐり  東海北陸 007
  立山・弥陀ヶ原  富山県立山町  

読み/
たてやま・みだがはら
位置/
[36°34′16″][137°33′07″]
タイプ/
雪田草原
面積/
約700ha(大日平と合わせたラムサール条約登録エリアの面積は574ha)
探勝歩道/
有(木道)
探勝レベル/ファミリーでも散策可
指定/ラムサール条約、日本の重要湿地500

  立山の弥陀ヶ原は、標高1900m前後の台地上に発達した湿原で、大日岳を背景にガキ田(餓鬼田。池塘のこと)が見られ、かつては全体で3000個もあったといわれるが、近年の環境省資料によると、約1000個とされる。しかし、木道沿いには数えるほどしかない。それでも黒々とした池の中にはヒメホタルイやミヤマホタルイが生え、まるで田んぼに植えた稲のようだ。背後に連なる大日岳や奥大日岳のパノラマも見事で、ワタスゲ、イワイチョウ、ニッコウキスゲ、キンコウカなどの花も楽しめる。2012年7月にラムサール条約に登録された。

 ちなみに国土地理院地図では、少なくとも2000年頃から湿原表示されていないのだが、ラムサール条約に登録されるほどの湿地なのにどのような理由なのだろうか。












大日岳(左手奥)と奥大日岳(右手)を背景に黒々としたガキ田が点在する弥陀ヶ原(2006.08)



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