Nature
山岳記
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何だ?コレ1 南八幡平と北アルプス

撮影年月日:2001年10月15日/2002年9月3日

 稀に岩場などに設置されている何らかの測定機器らしきものを見かける。左写真は南八幡平、右は北アルプスの、それぞれ某山にあったもの。前者は筒の中に反射板のようなものがあるので、山麓などからレーザーを用いて、この山までの正確な距離を測定するためのものかもしれない。避雷針までつけられていた。右の方は形状が異なるので、その目的は違う可能性もある。どちらも岩にコンクリートなどで堅く固定されていた。
 私が過去に働いていた環境調査会社での経験からいえば、崖崩れの可能性のある急斜面などには、測定装置が設置されていることがあり、それに似たものかとも想像した。例えば、崖崩れの危険性がある斜面に十数メートルのパイプを設置し、端を固定したヒモを中に通して、反対側にその伸び縮みを自動記録する装置を配置しておく。この記録を定期的にチェックすることで、目に見えない斜面の変化を捉えることができる。それと同様に、レーザーで火山活動による変動を調べるためのものかもしれない。





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