蔵王連峰の不忘山で見出された
フボウトウヒレン
キク科
Saussurea fuboensis
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キク科トウヒレン属の多年草。東北地方の高山帯(船形山や蔵王連峰、吾妻連峰、磐梯山など)に分布する。かつてはミヤマキタアザミとされたが、2009年に科博の門田裕一先生によって独立種として記載された。基準標本産地は、蔵王連峰の不忘山で、和名や種小名もそれに由来する。
高さは40~60センチ。葉は互生し、卵形~三角状卵形で、縁には鋸歯がある。8~9月に茎頂に薄紅紫色の筒状花のみからなる頭花が2~3個つき、暗紫褐色の総苞にはくも毛があり、総苞片は7~8列。
写真は、基準標本産地の不忘山で2003年9月に撮影したもの。当時はミヤマキタアザミとの認識だったが、前述したように分類学的位置づけが変わった。それがわかっていれば、もっと部分写真も撮っておいたのだが。今にしてみればスルーしちゃったのが残念。

アザミ類やトウヒレン属は、昔と比べるとかなり細かく分けられるようになっているので、今後も初耳の和名に触れることが多くなると思う。不忘山の登山道沿いに咲くフボウトウヒレン。
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