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初秋の山でよく見かける野菊
ノコンギク
キク科
Aster microcephalus var. ovatus
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 キク科シオン属の多年草。本州、四国、九州に分布。山野や路傍などで、ごく普通に見かける野菊のなかま。漢字では「野紺菊」。高さ50センチ〜1メートルになり、葉は卵状楕円形〜卵形で、大きくて浅い鋸歯が疎らにある。3脈が目立ち、茎とともに短毛のせいで、触るとザラザラしている。根出葉は花時には消失。

 8〜11月、茎の先に散房状に頭花を付ける。頭花は直径2.5センチほどで、淡い青紫色をし、総苞は半球状で総苞片は3列。果実は、長さ約5ミリの冠毛をもつそう果。



新潟県妙高市・妙高高原の笹ヶ峰に群生していたノコンギク。地下茎で広がるので、群生しやすい。



長野県富士見町・入笠山に咲くノコンギク。付近では、やはり群生していた。



実際の頭花は、写真よりももう少し青みがかっているような気もする。長野県茅野市・霧ヶ峰にて。



  
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植物記