Nature
マスコミは、「コロナはタダの風邪」という言説を垂れ流した堀江貴文を、どうして名指し批判しないのか?/2021年1月17日

 コロナ感染拡大が深刻な状況になりつつあるが、「コロナはタダの風邪」という言説を垂れ流した堀江貴文は、この状況をどう思っているのか聞いてみたいものである。堀江を支持するバカが、感染対策をしている店舗に集団で押しかけて批判したりしているらしいが、堀江はめんどうでやっかいな要素を社会に新たに生み出しただけの、実に迷惑極まりない元凶としかいえない。

 マスコミは普段、政権に対しては重箱の隅をつつくような批判がお得意なのに、どうして、こんなことをするバカを批判しないのだろう? その理由は、おそらく以下の通り。マスコミは、政権を批判すればするほど、媒体が売れるなどするので都合がいい。いくら政権を批判してもデメリットはなくて、メリットしかない。だから積極的に批判をする。一方、堀江の場合は世間からの注目度が高いので、マスコミにとっては利用価値がある。だから、何かの機会があれば、その恩恵に預かりたいので、あまり批判をしたくない…のでは?

 ちなみに週刊誌の版元である文藝春秋や新潮社は、もともと文芸関係に強い出版社なので、当然といえば当然のことながら、自社でお世話になっている人気作家のスキャンダルは一切取り上げない。それと似たような話しなのだ。いくら「文春砲」といっても、正義感からやっているわけじゃない。

 少しは正義があるのなら、堀江に「タダの風邪とは思えない状況になっていますが、あなたはその感染拡大に荷担したことになるのでは?」と問い質すぐらいのことをするべきだろう。実際、コロナは、人によって対策が甘かったりして、飲食時などに感染していることが多いようである。当然、「コロナはタダの風邪」という言説を信じている人は、マスクさえしない人もいると強く疑われる。つまり、ご本人が感染するリスクだけでなく、他人にも次々に感染させてしまうリスクも当然、増加することになる。感染させた人が無症状とは限らないし、感染した人は大丈夫でも、その人からさらに感染した人が亡くならない保証はない。コロナによる死者の何%かは、堀江が殺したようなもの、といっても過言ではない。

 堀江は、中退とはいえ東京大学に入るだけの能力があるので、自分は頭がいいと思っている。でも彼の発言を読むと、メタ認知能力にやや欠け(だからライブドアも失敗した)、しかも、いくら東大でも文系なら、「こうもおもしろいようにその通りになるかなぁ」と思えるほどに、定量的な視点が欠落する。堀江は、コロナに過敏な人を「コロナ脳」といってバカにしているが、私にいわせれば堀江は、定量的な視点が欠落する、典型的な「文系脳」。定量的な視点さえもない人物が、自分は感染症の専門家をも凌駕する知能と鋭い視点を持っている、といわんばかりに「コロナはタダの風邪」と、よくもいえたものである。どこまで傲慢なんだよ。

 確かに堀江は、民間ロケットに投資したり、おもしろいことをしているとは思うが、結局、金儲けだけがうまい人というのが、私の感想である。昨年あった尾道の餃子店の一件。あれはダメだろ。今はまだ、注目度がある堀江を使って、自らの利益に結びつけたいモラルのないメディアがチヤホヤするだろうけど、あの一件は、世間の堀江離れのキッカケにもなり得るほどの内容だと思うけどな。

 Wikipediaによると、堀江は、いくら東大でも文学部らしい。経済学部かと思っていたら文学部だよ、文学部。こんな奴に科学の素養があるはずもない。文学部がなんで感染症のことに対して何かをいえるんだよ。全学部の中でも最も関連性が低い学部のひとつじゃないか。医学の専門家でないどころか、科学の素養すらもない、文学部中退の男が垂れ流す言説を、「金儲けがうまい人だから」という根拠を元にして支持したり、ありがたがって受け入れる連中も堀江同様にどうしようもないバカである。そんな堀江をチヤホヤしてきたメディアにも、その責任の一端がある。




 
最近思うこと