Nature
過去に撮影した写真

私が過去に撮影した、さまざまな分野の写真のです。ほかにもありますが、その一部をご覧下さい。

天体写真

1987年9月23日の部分日食  撮影地:東京都世田谷区

       
      10h15m00s          10h45m00s         11h15m00s
       
      11h45m00s          12h15m00s         12h45m00s


 中学生のころの私は根っからの天文少年。愛読誌は当然「天文ガイド」。年に何度か、友人たちと天体観測会などを開いて楽しんでいたが、高校にあがるころにはその熱も冷めてしまった。当時の写真は、お粗末なものばかりで手元にあるものはないが、大学生になってからも多少は撮影していた。これは、その中から部分日食を大学の校舎の屋上で1000mmのレフレックス望遠レンズにNDフィルターなどをかけて撮影したもの。輪郭がくっきりしていないのは今回、スキャナーで取り込む際の解像度の問題。また、にじみは当日の薄雲によるもの。
 ところで最近になって、天体写真もやりたいと思い始めている。中学生の頃は撮影技術もまるで未熟だったから、天体望遠鏡で月を撮影してもブレブレで見るに耐えないものばかり。それでも自分なりに満足していたのだが、今ならそれなりのものが撮れそうだからだ。しかし、天体望遠鏡の分野も当時とは随分変わっているようだ。昨年、20年ぶりに「天文ガイド」を買ってみたら、知らないメーカーはあるは、チンプンカンプンな部分もあるはで20年間、天文から離れていたことをつくづく実感した。
 

瞬間写真
電球が割れる瞬間



 大学生のころ、22000分の1秒という超高速発光が可能なストロボとそれに接続できるセンサーが発売されたので早速購入。それで試しに撮影したのが、この電球が割れる瞬間。しかし、この程度だったら、普通のストロボでも同じものが撮れたかもしれない。しかし、「試しに」というものの、切れた電球を何個も用意し、なかなかきれいな形に割れて写らなかった。デジタルカメラならいざしらず、何度か割ったら現像をして確認。その繰り返しだから、コツがうまくつかめずに余計大変だった。で、結局、かなり割って、まともに撮れたのはこれ1枚だけだった。

トリック写真
 トリック写真は、小学生の時、ウォーターラインシリーズ(プラモデル)の旧日本海軍駆逐艦を、くちゃくちゃにしたセロハンの上に置き、綿の波頭を船首につけて「海を進む軍艦」に見せた写真を見よう見まねで撮ったのが最初だったと思う。続いて中学生の時、父親の後ろ姿の写真をきれいに切り抜いて、本の前に置き、まるで部屋の中に小人がいるかのような写真を撮ったりもした。その後撮影したのがこの写真。モデルの女性は何かのカタログに載っていたものを勝手に使わせてもらった(モデルさん、ごめんなさい)。
 瓶の中に入った小さな女性というわけだが、今ならパソコンを使えば、似たようなトリック写真は簡単に作れる。当時は写真を切り抜くのが唯一の方法だった。写真を切り効く際は丁寧に切り取り、縁の白い切断面が目立たないように、切断面だけを黒く塗るのがコツ。
 ほかのトリック写真も併せて掲載…。


小瓶の中の女性。今にして見ると、背景とかもう少し工夫すればよかったな。


木星の衛星に地球のような都市があるとしたら、こんな感じだろうね。夜景写真を切り抜いて木星写真の前に置いて撮影したもの。


ウォーターラインシリーズの日本海軍の空母と戦艦のプラモデルで撮影したもの。戦艦は見ただけで大和というのがわかるけど、空母は何だったか記憶にない。飛行甲板先端に支柱があるので少なくとも支柱がない大鵬じゃないのは間違いないだろうが…。本物の空母にはワイヤがのびていたりするので、そういう意味ではリアリティーはないが、パッと見にはそれっぽく見える。また大和側面に写っている波頭は「綿」なんだけど、置き方が今イチだね。でも、どちらも小学生の写真にしてはいい出来だろ!!

広島市の街並み写真
 記録を兼ねて広島市の街並みや寸景を自転車や車で撮影してまわった。撮影したのは1984年から1985年にかけて。結局、完全に整理できずに一部ファイルにまとめただけで、未整理の写真がそのままになっている。
 大学生だったので、カラーフィルムでは経費的にきついということもあり、ほとんどモノクロフィルムで撮影した。夏休みや春休みの帰省のたびに広島市中、あちこち出かけた。今、取り出して見てみると、改めて街の大きな変貌に気づくが、一方で今も変わらない場所を発見することも。
 当時は5〜10年おきに撮影を継続したいと思っていたのだが、いつのまにか20年以上も経過した。時が経つのは早いなぁ。


広島市基町付近をビル屋上から俯瞰。中央やや左が広島城、手前は右から市民病院、ひろしま美術館、市立中央図書館。空を大きくとって撮影したのは、記録をまとめるアルバムの巻頭で使用して、空の余白に文字を入れたいと思ったから。


広島空港(現在の広島西飛行場)から飛び立つ全日空機を遠方から撮影。



安佐北区と安佐南区の境、太田川に架かる高瀬堰の夜景。



南区の工場地帯。


広島駅付近の山陽本線(左)と広島電鉄の路面電車。相生橋上を走るところを望遠レンズで遠くから撮影したもの(右)。


鄙びた感じの工場(左)と、どこかの幹線道路を陸橋から撮影。調べればわかるけど、とりあえず今は不明(右)。


八丁堀電停に停まる路面電車。どこから撮影したか覚えてないけど、三越広島店の屋上かな?

接写写真

 接写は高校のころから、おもしろがって、いろいろなものを撮影していた。コインやお札、あるいは日常用品、庭の花などの一部をドアップにしてみたりしていた。大学に入ってからはベローズや接写用ストロボなどの接写機材も次々に購入した。
 上の写真は見ればわかると思うが、10円玉の発行年の部分。見方によりくぼんで見えるかもしれないが、実際は凸状の文字だ。中は草にいたアブラムシ。害虫だが、こうして見るとなかなか美しい姿をしているのがわかる。みな同じ向きに並んでいるのは、どういう生態によるものなのだろうか。接写は時に肉眼ではなかなか見えてこない、そんな一面にも気づかされる。
 下左はダーマトグラフ。下右は100円玉。


関連情報→
本サイト「Close up!








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