Nature
日記
 2007年8月〜2008年6月
過去の日記目次
2008年6月21日(土)
宮城岩手内陸地震
 一昨日、約3週間に及ぶ東北地方の取材を終え、帰宅。大災害をもたらした宮城岩手内陸地震の時は、岩手県北部の山中にいた。ある山の登山口に車をとめていた時のこと。いきなりゆさゆさと車が揺れ始めた。「地震か?」車から降りて周囲を見回すと、近くの電柱を固定するワイヤーが大きく揺れていた。
 このあと、さらに上部にある地点まで「四輪駆動車でないと入れない林道」に侵入する直前だったので、なんかいやだなと思ったのだが、まさか県南部ではそんな事態になっているとは思わず、その時点では小規模な地震程度の認識だったので、そのまま侵入することに。勾配のある悪路だったが、幸いにも被害はなかった。でも、土砂崩れというのはタイムラグがあることもあるから、本当はやめておいた方がよかったかもしれない。
 結局、地震の被害を直接受けることもなく、無事にすんだのだが、でも実は結構きわどかった。地震の前々日には、行方不明者が4名も出た白糸ノ滝にも地震発生時刻とほぼ同じ時間帯に行っており、その前後にも被害のひどかった周辺エリアをずっとまわっており、雨で取材がずれていたら、被害に遭っていたかもしれない。あとでテレビのニュースを見て冷や汗が出た。
 この取材では、ほかにもいろいろなことがあった。あと、そうそう。クマも見た。これも岩手県内の山で、早朝、ほとんど使用されていない林道を徒歩で少し入ってみたところ、カーブをまわった100メートルくらい先にクマがいた。私に気づくとスタコラサッサという感じで林の中に消えた。でもクマっていったって、ツキノワグマの場合はそんなに怖くもない。今回もクマが動き始めた時、遠くて、しかもあいつらは全身まっ黒だから影みたいにしか見えないので、こちらに向かっているようにも見えて一瞬、身構えたが、冷静に考えれば100メートルも距離があればクマの方にも精神的余裕があるから、わざわざ危険を冒してまで攻撃してくるようなことはないのだ。危ないのは、お互いに気づかないまま至近距離で鉢合わせすることくらい。クマが危険な動物のように思っている人って、実はすごく多い。でも、それは100パーセント、ツキノワグマのことを知らないがゆえの思い込みだ。
 さて、これから、この取材の成果をまとめ上げる作業が待っている。この3週間も毎日毎日取材の繰り返しで、数日間くらい休息日を作りたいところだが、そうもいっていられない。この多忙期を乗り切ってからのんびりしたい。
 それにしても最近、本サイトの更新といえば日記ばかりだなぁ。ほかの記事の更新が全然少ない。忙しくて一番手間のかからない日記ばかりで、取り繕ってきたのがバレバレかも。ほかの記事もネタはあるんだけど、今はじっくり記事を書くヒマがないのよ。そのうち更新するんで、懲りずにまた見てね。


2008年5月31日(土)
車の修理完了
 約2週間に及んだ車の修理が終わり、ようやく今日、きれいに直って戻って来た。部品代と工賃で合計約50万円くらいかかったようだが、保険を使ったので、とりあえずの出費はゼロ。自損事故にも対応できる条件にしておいてよかった。ホント保険はありがたいわ。保険料は多少上がるだろうが、保険料固定のタイプ(保険料は少し高いが、事故しても保険料の変動がない)もあるそうなので、今後、こちらに変えることも検討したい。走行距離が断然多いので、同様のことがないとはいえないし。もちろん、今回の件でかなり懲りたので、充分に注意したいと思うが。
 この2週間は取材に行けない分、先にできるデスクワークを進め、1日だけ代車で、どうしても外せない取材に行く。来週からは本格的な取材の始まり。この遅れを取り戻せるように梅雨の影響が最小限ですむよう祈るばかりだ。


2008年5月18日(日)
注意力散漫です
 先週はずっと取材だったのだが、1日のうちに2度もトラブルが発生。どちらも不可抗力ではなく、私の注意力不足が原因で、普段なら考えられないミスを連発。こりゃいかん。ヘタすりゃ、もっと重大な事態に陥りかねん、と取材を中断して17日早朝に一旦帰宅。態勢を整えて今月末から再チャレンジすることにした

 問題が発生したのは16日。午前中は、秋田県内の某林道を走行中に、左に傾斜した狭い上りの左カーブで、木の枝を避けて少し左によったところ、雨でできた溝にタイヤをとられる。4WDなので、簡単に脱出できると思ったのだが、勾配がきついせいもあってかタイヤが空回り。少しバックしてみようとしたのが、さらに事態を悪化させる。ガクンと後輪タイヤが深い溝にはまって、車体が傾き、いよいよ脱出不能に。ロックをかけてみたり、タイヤの下に石を積んでみたりしたのだが、全然ダメ。ありゃりゃ〜。こりゃマズイ。仕方ないので携帯でJAFを呼ぶことにしたが、ドコモもauも、無情にも「圏外」表示。やばっ!! もしかして携帯が通じる山麓まで歩くハメになるかも…と覚悟を決める。場所を説明できるように地図などの資料と、晴天時長時間歩くことになるかもしれないので、ペットボトル飲料1本をもって、林道を下り始める。100mほど下り、念のため携帯を見るとアンテナが1本立っている。試しにかけてみると、途切れ途切れだが何とかJAFにつながり、救援を依頼できた。そこは、座ると途端に途切れるようなギリギリの場所だったが、大いに助かった。

 だが、隣町から救援に向かうといっていたのに1時間たっても来ない。何度か携帯が通じる場所まで下って連絡することを繰り返す。別の広い林道を経由して、上から下ることにしたらしい。だが、その後もなかなか来ないので、迷っているのだろうと、林道上部にある合流ポイントまで歩いて行ってみた。しばらくすると、ようやくJAFの車と合流でき、車に乗せてもらって現場へ。林道入口の真ん中に一本パイロンが立っていたため、ここは入れないから違うと思ったという。山麓側には通行止めの指示はなかったのになぜ、パイロンが置いてあるのかは不明だが、たった1本のパイロンのせいで、随分待つハメになってしまった。引き上げ作業は一発では動かず、2回目にこちらの車も動かして何とか上がった。JAF会員だから無料ですんだが、それにしても2時間のロス。JAFの人も、到着まで時間がかかったことを恐縮されていたが、パイロンのせいもあるし、加えて場所が特定しにくい林道だけに仕方ない。

 だが、問題はこれで終わらなかった。午後になって、別の林道でのことだ。ある山の登山口で、駐車スペースにバックで入れようとして、うかつにも車体後部を木にぶつける。ガタンとすごい音がしたので、しまったと思ったが後の祭り。ボディが凹んだかなと車を降りて後にまわって、愕然。な、なんと後部ガラスが全壊して、大きな穴ができていたからだ。部分的に割れていただけならバックミラーでわかるのだが、粉々になって全部ガラスがなくなっていたのでわからなかったのだ(笑)。しばらく、ボー然。バンパーや車体をぶつけたり、こすったりという些細な事故は何度も経験しているが、ガラスが全壊したのははじめて。おそらく飛び出た太い枝が突き刺さるように当たったのだろう。

 とりあえず大きめのゴミ袋とガムテープで覆い、近くのディラーで相談することにした。秋田市内だったので、比較的短時間でディラーに到着。だが、修理は早くて10日くらいかかるといわれ(そりゃそうだろうな)、このままでは取材できないので、あきらめて帰宅することに。だが、ゴミ袋では風でバタバタうるさいし、雨でも降れば車内は水浸しになる。そこでホームセンターに立ち寄り、透明アクリル板と目立たないように黒のガムテープを買い、駐車場でサイズに合わせてアクリル板を切り、ガムテープで固定して応急修理をした。車を購入した担当営業マンにも電話を入れ、明日車を持ち込む連絡をしておく。

 夕方秋田道に入り、自宅に帰ったのは午前3時半。途中、雨も降ったが、応急修理のおかげで車内が濡れることもなく無事帰宅。翌17日修理に出し、上がってくるのは今月末くらいになるとのことだった。

 やれやれ。些細な不注意から、とんでもない事態になってしまった。車の修理よりも、いろいろ抱えている仕事への影響が何より痛い。車の走行には多かれ少なかれ何らかのトラブルが発生する可能性は常にあるし、特に未舗装の林道走行がリスキーなのも間違いない。それも想定した上で走っているわけだが、今回のような単純な不注意に起因する事故は、今後はなるべく回避すべく充分に注意しようと肝に銘じた次第。でも、時間がたち記憶が曖昧になると、その思いも薄れてくるんだよねぇ。残念ながら。大いに呆れてください。反論はできません。惨敗です。

林道の溝から脱出できなくなった現場。もっと右によればいいのにって思うだろうけど、右側には木が張り出してたんだよね。枝が車体をこするのを避けたくて左によったら、見た目以上に路肩を弱かったらしくて、この有様…。4WDも状況次第では無理なこともあるってことか。このときは、数時間後にもっとひどい事態に陥ることになろうとは想像もしていなかった。



登山口で木にぶつけて後部ガラスが全壊したあとの状況。ゴミ袋で、ありあえず覆う。へこんだテールゲートと割れたリヤディフレクターが、痛々しい。

アラウンドモニターにコーナーセンサー付き(後部中央にはないが)なのに、まさか木にぶつけられるとは、車も予想していなかっただろうな。「おいおい、注意してよ〜」って車からも怒られました(笑)。



秋田のホームセンターで、透明アクリル板とガムテープで応急修理したところ。この応急修理のかいもあって、雨にも問題なく帰宅できた。


それにしても、こんな事態に陥っている時でさえ、カメラでこまめに記録しているオレって…。さらに呆れられそう(泣)。






2008年5月7日(水)
GW
 今月下旬に刊行となる本の校正作業などもあって、先月は予想以上に忙しかったなぁ。本サイトも気づいたら1回しか更新してなかった。このゴールデンウィーク中も、雑誌などの原稿を書いていて、ずっと仕事づけ。さすがに1日10時間以上、パソコンに向かうのは疲れる。昨日、できあがった原稿をメールで送り、別の出版社から依頼があった写真を宅急便で送る。夏ごろに刊行となる予定の別の単行本も、昨年秋から進めて、ようやくゴールが見え始めたかな…という段階だが、今月も来週から2週間、そのための取材に出る予定。しばらく、この繰り返しになりそうだ。


2008年4月13日(日)
花粉症
 この冬から空気清浄機を買って使っているせいかどうかわからないが、今年は花粉症の症状がまったくない。もともと症状が出るとしても、ひどい方じゃなくて目がかゆくなる程度。今年は花粉が少なかったのか。それともほかに理由があるのだろうか。

 アトピーは、衛生的な環境下で身体の免疫機能が働く機会が少なくなり、わずかなアレル物質でも過剰反応するようになったのが原因ともいわれる。だからイヌ、ネコを飼っている家の子供の方がアトピー発症の確率は低いそうだ。花粉症はスギ人工林の増加、都市化による花粉が雨で流されにくい環境の増加も確かに原因のひとつだと思うが、果たしてそれだけなのだろうか。

 何らかの栄養成分の不足が免疫機能を暴走しやすくしているってことはないのかな。野菜は昔に比べてビタミンやミネラルの栄養価が低下しており、同量の野菜をとっても得られる栄養は少なくなっている。昔の人より不足している栄養成分もあるのでは? 私の場合、昨年からミネラル系のサプリエントをとり始めたところ、確かにいろいろと「違い」を実感しているが、これも花粉症症状ゼロの原因のひとつかも。おそらく花粉症は複合要因が積み重なって発生しているんだろうから、単純にひとつの原因を解決すればいいというもんじゃないとは思うが。
 
 仕事の方はまだ相変わらず忙しいが、でもそんな時期だけに花粉症に煩わされないのは助かる。

 
2008年3月24日(月)
最近のニュースで感じたこと
毒ギョーザ事件3

 日本側が中国に突きつけたデータの詳細をある雑誌で読んだ。それは科学的・論理的に見ても、完璧に近いものだった。これを中国が突き崩すのは、かなり難しいものと思われる。だからこそ中国側は、あんな醜態をさらしてでも的外れな反論をするしかなかったのだろう。マスコミはほとんど報道していないが、農薬ギョーザの袋の裏側から、成人男性の掌紋も検出されているらしい。日本の警察はよくやっている。大したもんだ。見直した。


新銀行東京に400億円の追加出資

 貸しはがしなどに遭っていた中小企業を救うためとする石原都知事の設立理念は悪くなかった。それだけにこの結果は残念。


チベットの暴動

 この事件を受けて、ようやく中国がチベットに侵攻した事実を地味に取り上げるマスコミのアホぶりにも腹が立つ。第2次大戦中に日本が中国に侵略したことをやたら謝罪する日本人は、少しアタマを冷やしてこの事実に目を向けろよ! 中国は日本の侵略を責め立てながら、一方で自分たちはチベットを侵略して知らん顔をしてるんだぞ。中国は、「過去」を巧みに持ち出して、それを政治的に利用していることが、まだわからんのか。そんな中国の戦略にホイホイのって、「日本はもっと謝罪すべき」というバカが多いのにも心底呆れ果てるわ。どうして日本には、こんな平和ボケしたバカ正直な奴が多いんだ?
 以前からチベットの人権問題を批判していた政治家は、石原都知事くらいだろ。石原さんは、中国にずっと辛口だから先の400億円出資もオレが許す!!! (笑。by神奈川県民)


東国原宮崎県知事について2

 ひとことでいえばテレビに出過ぎ。毎日のようにテレビ番組に出演しているのを見かける。しかもバラエティーにもよく出演されている。自分がテレビに出続けることが宮崎の宣伝になると思ってのことだと思うが、県知事の仕事って県の宣伝だけじゃないだろ。ほかの仕事は大丈夫なの?って宮崎県民じゃなくても心配しちゃうぜ。まあ、どうでもいいが。
 知事といえば、ほかにも叩かれても不思議じゃないこともあったようだが、新聞に小さな記事になっていただけ。マスコミまでもが、そんな事実には顔を背けて、一緒になって知事を絶賛ってか。ホリエモンの時のようにコロッと掌を返されないように、せいぜい気をつけな。


2008年3月17日(月)
迷惑メール
 本サイトでは、メールでコンタクトをとれるようにしているため、当然のことながら私のメールアドレスも収集されてサイトを公開して以来、迷惑メールに悩まされ続けていた。ピーク時には1日50〜100件も届いていた。勝手に送ってくるのにも腹が立つが、どれもバカ丸出しの内容ばかり。そんなことにホイホイ載ってリンク先にアクセスするほど頭がパーじゃないわい。

 そんな状態がしばらく続いた昨年、プロバイダーが新しくサービスを始めた「迷惑メールブロックサービス」の設定をONにしてみたところ、あれほど毎日膨大な数が来ていたのにウソのようにゼロになった。これはスゴイ。DTI(プロバイダー)よ、アンタはエライ!! ひとつ心配なのは、迷惑メールではない重要な仕事関係のメールまで、間違って削除されないかということ。だが、あらかじめ1週間程度、迷惑メールの判定テストで試用してみたが、問題はなく、本格的に利用してからも何か問題が生じたことはない。問題がゼロかどうかはまだ不明だが、ほぼ実用に耐えうるサービスのようだ。

 ところが、ここ2週間くらい前から再び迷惑メールが少ないながらも届くようになった。迷惑メールを送る側も、こうした対策に対してブロックされないように工夫しているということだろうか。ただ1日に2〜3件程度なので、大きな問題ではないが、それにしてもイタチゴッコ。日本でも今年から欧米諸国並みに迷惑メール送信者に対する罰則が大幅に厳しくされるらしいが、プロバイダーもブロックサービスをさらに強化させてほしいものだ。


2008年3月9日(日)
最近のニュースで感じたこと
環境テロリスト・シーシェパード2

 性懲りもなく、日本の調査捕鯨を妨害するシーシェパード。それに対して日本側は警告弾を使用したそうだ。確かにそれもいいけど、もっとおもしろい方法があるぞ。そうねぇ。ボクなら調査済みのクジラ肉を切り分けて投げつけるけどね。酪酸入りビンを投げつけるのが許されるのなら、クジラ肉を投げつけたって別に構わないだろう。ついでに船体にデカデカと「調査捕鯨を妨害すればするほど、防衛用の肉調達のためにやむを得ず、さらに捕鯨を続けます」っていう英文の横断幕を張っておくのはどう? え、やっぱダメ。あ、そう。


毒ギョーザ事件2

 中国当局の発表は、おおよそ予想した通りだった。何日か前の朝日新聞には、中国警察の優秀さを持ち上げて「相棒の捜査を見守る…」とする、ノー天気な記事が載っていた。確かにこれが政治的に何の影響もない事件であれば、中国警察もそれなりに正しい結論を出したかもしれない。だが、この事件はそうじゃないだろう。

 実験の結果、農薬が袋に浸透したとする中国当局の発表に対して、日本側が詳細な実験データの提出を求めたところ、不十分なデータだけ送って来たという。これを聞くだけで、もうすでに怪しい。本当に実験結果に自信たっぷりというのであれば、日本側が同じ条件で追試をして中国側の主張の正しさが証明されるように、むしろ積極的にデータを提供したがるはずだ。それなのになぜ、不十分なデータしか送ってこなかったのだろうか。理由はいうまでもない。中国側に都合のいい実験結果が得られないからに決まっている。

 中国で人為的に農薬が混入されたという事実は、オリンピック前ということもあって何としても避けたいんだよ。おそらく今後も中国は、詳細なデータをなんやかんや理屈をつけて送ってこないか、あるいは送ってきたとしても日本側がそのデータに疑問を呈しても、あるいは反論しても聞く耳をもたないだろう。福田さんが「早々の解決が望ましい」っていってたけど、無理だよ。中国は真実にはそもそも興味がなく、政治的結果の方が気になるんだから。でもねぇ、それでうまくゴマかして幕引きできると思っているところが、何ともマヌケ。デカい面していても、あぁいうところが、発展途上国なんだよなぁ。日本国内でも、時々あるけどさ。都合の悪いことを隠そうとヘタなことして、かえって不信感が増すってアレ。日本の消費者には、まったくの逆効果ってことがわかんないんだから、どうしよーもない。それに仮に袋に浸透したからといって、それが日本国内で混入した理由にはならない。また中国産食品すべてが危険とは思わないが、何かがあっても隠すことしかしない国の食品には、国内産よりもリスクが高いのは間違いないし、リスクが高いものはなるべく避けたいのが人間としてフツーの感覚。日本に食品を買ってほしけりゃ、誠実に対応するしかないんだよ。わかったかな。胡錦涛くーん。

2008年3月4日(火)
部屋の整理
 まだ多忙期の最中だが、昨年秋以来の状況は少し脱した。今月も来月か再来月くらいに刊行になる本の校正が、そろそろ始まるし、今年はもう一冊刊行の予定があって、並行してそちらの原稿も書いている状況だが、少し余裕が出てきた。そこで仕事の合間を縫って、これまで比較的無頓着だった部屋の整理を続けている。不要なものを廃棄し、少し部屋を広くしようというわけ。

 先週は、使わなくなったカメラ2台とレンズ4本、三脚3本なども邪魔なので思い切って中古カメラ店に売却。全部で8万円だった。購入金額はその7〜8倍だから、たった8万ともいえるが、購入後かなりの年月がたっていることを思えば、まあよしとしよう。私は使わないカメラ機材は、後生大事に手元に置かず、さっさと売却する主義。手元に置いても、そのうちカビが生えたりして使い物にならなくなる。それならカメラやレンズのためにも売却して誰かに使ってもらう方がいい。

 加えて使わなくなっていた旧デスクトップパソコンも、でかいブラウン管モニターがやたら場所を取るので、これも処分費用を払って廃棄。旧ノートパソコンは売却しようと思ったのだが、値段はつかないそうで中古パソコン店に引き取ってもらった。もちろんデータは完全消去した上でのことだ。長い間使っていたので、最後に真っ黒な画面に「No system…」とだけ文字が表示されると、なぜか一抹の寂しさを感じてしまったけど、ずっと手元に置いとくこともできないから仕方ない。

 こうして今、以前に比べれば部屋はかなりすっきりしたところ。でもまだまだ整理を続けて、不要なものを廃棄する予定だ。来月からは、もう少し時間的に余裕ができると思うので、さらに加速させたい。

 
2008年2月17日(日)
最近のニュースで感じたこと
セクハラと批判された蘇民祭

 ポスターに掲載された裸の男性の写真が女性に不快感を与えるとして批判され、話題になった岩手県奥州市の蘇民祭。あれくらいのことで、文句をいうバカもいるんだねぇ〜。くっだらねぇ。裸の男性の写真といったって、全裸じゃねぇだろ。もし大相撲のポスターなら、誰も文句をいわないと思うが、力士と蘇民祭の男性は、何がどう違う? 隠してる部分の割合なんて同じようなものじゃないか。胸毛は不快だって? 琴欧州や黒海のように外国人力士には胸毛が濃い人もいるけど、あれならいいのかよ。蘇民祭をセクハラと抗議するのであれば日本相撲協会にも「相撲はセクハラだ」と抗議しろよ。駅に貼られたポスターはダメだけどテレビの相撲中継ならいいのかよ。和太鼓奏者はフンドシ、ハチマキ姿の人もよくいるけど、これもセクハラってことになるの? 海水浴場の海パン姿の男性もセクハラなの? JRも、こういうバカな抗議にイチイチ対応するな。


沖縄の少女暴行事件2

 14日の本項記事に続けて、再度取り上げたい。ネットでも「ついて行く方も悪い」という意見も多く、それを受けて女性団体が、何も悪くない被害少女に責任転嫁をしている…と抗議行動に乗り出すとか。なんだかね。確かに被害少女を中傷するのは絶対に許されないが、ほとんどの人は米兵よりも少女の方に問題があるなんて思っていない。一番許せないのは米兵の方だが、少女の方にも問題の一端があるってことだよ。それに「被害者の方が責められる風潮がなくならない限り、同様の被害はなくならない」っていうのは、ちょっと違うと思うね。少女の方には何の問題もないと断言する方が、なぜ犯罪が起こったのか、ということを思考停止にさせて同様の被害を発生させる遠因になると思う。まったく逆だよ。もし少女の両親が「知らない人に声をかけられても、絶対について行ってはダメ。世の中には親切を装って声をかけてくる悪い人もいるんだから」と口をすっぱくして教えていれば、声をかけられた時点で危険を察知できただろう。ここで断っていれば、被害には遭わなかったはずだ。

 空き巣被害が時々発生する町なのに、家にカギをかけずに外出して空き巣に易々と入られた。この場合も確かに一番糾弾されるべきなのは空き巣犯だが、空き巣に入られる可能性があることがわかっているのにカギをかけずに外出する人にも問題の一端があるのと同じことだ。誰も空き巣に入られた方が、空き巣犯よりも悪いなんて思ってない。カギをかけない無防備な人がいることで、空き巣犯は犯行しやすくなり、味をしめて、さらに犯行を繰り返して被害を増やしていく。もし町中の人全員が防犯意識が高く、空き巣が困難であれば、犯行をあきらめるかもしれない。

 すべての犯罪被害者に何らかの問題があるといっているわけではなく、何の落ち度もない場合も多々ある。しかし今回の事件では、やはり無防備といわれても仕方ないと思う。「沖縄の現状を知らない」というが、それはあまり関係ない。国内米軍基地の7割をかかえる沖縄に限ったことじゃないし、犯人が日本人だったとしても被害少女が無防備であることに変わりはない。
 私が少女の父親なら、そもそも夜の8時に中学生が繁華街で遊ぶことを許さない。たとえ深夜に遊んでも犯罪がゼロなのが望ましいが、米兵にも、日本人にも、いろいろな人がいる。アメリカ軍が犯罪防止プログラムに取り組むのも結構だが、ゼロにするのは難しいだろう。この問題ではアメリカ軍というところばかりに視点が置かれているが、おそらく沖縄でも日本人による同様の犯罪も発生しているはずだ。日本人による犯罪は防げないのに、アメリカ軍だけゼロにできるわけがない。アメリカ軍は組織だから、不特定多数の「日本人」よりも統制はしやすいし、組織だからこそ再発防止の努力をしてもらわないと困るわけだが、何万人もいれば容易でないのは明白。だからこそアメリカ軍だけに対策を求めても無理なのだ。被害を受ける可能性がある側も、そのスキを見せないこと。それによって、たとえ犯罪を企てても実行しにくい土壌が生まれ、それが犯罪防止につながる。アメリカ軍だけに「何とかしろ」といいたい沖縄県民の気持ちもわかるが、それだけで解決しようというのは現実的ではない。


2008年2月16日(土)
最近のニュースで感じたこと
経産省次官の「デイトレーダーはバカ」発言

 経済産業省次官が、記者会見で「デイトレーダーはバカで浮気者で無責任」と発言したことが批判され、ご本人も陳謝したという。そうかなあ。官僚のくせにいいこというじゃん。少なくとも「浮気者で無責任」ってとこは正論だと感じたんだけど、オレだけかな? 昨日の朝日新聞には、「デイトレーダーは、市場に敏感に反応し、一時も気の休まらない日々を送っている…」っていう次官の発言を批判する投書が載っていたけど、それって自分の利益のためでしょ。損せず金を儲けたくて気の休まらない日々を送ってるからといって、それがどうしたって感じだ。社会のために気の休まらない日々を送っているのなら別だけどさ。朝日の投書って、本当、ピンボケ意見が多いんだよなぁ。投資家も確かに利益のために投資しているわけだけど、それとデイトレーダーを一緒にするなよ。


毒ギョーザ事件

 工場内で毒が混入された可能性は低いとする中国当局の発表。う〜ん。信用できな〜い。30人で作業していたから、相互監視で混入させることは不可能っていってたけど、もしその30人全員が共犯なら可能となるわけだし、そうでなくても、ほかの可能性が本当にゼロといえるのか疑問だ。もし工場内で混入した可能性がないというのなら、穴などが開いていない密封したままの冷凍ギョーザの内部から農薬が検出されたことが説明つかないじゃないか。中国当局は、この点について納得できる説明をしろよ。マスコミは、当然その点について質問していると思うけど、どうしてその部分が放映されないの? どう答えたか、知りたいんですけど。


霞ヶ関の埋蔵金

 最初、聞いたとき、ついにM資金が、表沙汰になったのかと思ったのだが、やっぱ違ったみたいだ。仮に本当に存在していたとしても、簡単に出てくるわけないよな。戦時中、日本政府は国民から莫大な貴金属やダイヤも供出させたが、終戦直後にアメリカによって接収され、いつの間にか闇に消えた。これが、戦後史の謎のひとつM資金の起源とされている。

 アメリカ政府も日本政府も一切認めておらず、戦後、幾度となく詐欺にも利用されたという。うさんくさいと思っていたら、十年くらい前に元アメリカ政府高官がテレビのインタビューに答えて「岸内閣の時に日本側に管理する権利が譲られ、現在も日本国内で、ごく少数の人によって運用されている」と語っていたのには、ぶったまげた。ようわからんけど、本当なのかも。日本国の借金がどんどん膨れても、政治家はのんきだなぁって思ってたけど、いざとなればM資金を使う秘策があるからだったりして??


2008年2月14日(木)
最近のニュースで感じたこと
年金特別便の再配送

 わかりにくいということで、再配送することになったという年金特別便。ひと事でいえば、呆れた。やってみて問題があれば、再度やりなおせばいいといったってねぇ。費用10万円っていうのなら、「まぁ仕方ないか」っていってあげるけど、印刷費や配送費って何憶円の話しだろ。お役人ってのは、ホント金銭感覚がずさんだよなぁ。もしその費用を自分が負担するのなら、もっと慎重になるんじゃないの? その無駄にしたお金は、ほかに有効な使い道がゴマンとあると思うんだけどね。大流行が懸念されている新型インフルエンザのワクチン購入に充てるとかさ。あんな無駄をしておいて、よく行政のプロっていえるよな。民間会社なら「無能」の烙印を押されても文句がいえないレベルの話しだよ。でも、これって年金特別便に始まった話じゃないか。考えてみれば「いつものこと」だったわ。


沖縄の少女暴行事件

 痛ましいといえば、確かに痛ましい事件だが、でも「家まで送ってあげる」といわれて、見ず知らずの男にノコノコひとりでついていくのもどうかと思うけどね。捕まった米兵がもちろん一番悪いのだけど、いくら判断能力が未熟な中学生といっても、あまりに無防備すぎないか。


環境テロリスト・シーシェパード

 日本の調査捕鯨を妨害する環境保護団体・シーシェパード。なんだかメチャクチャなのが出てきたなぁ…というのが第一印象。環境保護というのは、確かに必要なことなんだけど、大切なのはバランス感覚。でも自然や環境にまつわる世界では、特定の動物のことしか考えていない視野狭窄的な信念にとらわれている、この手のアホがよくいるんだよねぇ。環境保護は科学的なデータを基にして全体を考えなければ意味がないことすら理解してないんじゃないの。生態系の理解度って日本は特にひどいと思っていたけど、なぁーんだ、欧米も似たようなものか。欧米の生態学者は、自国民に正しい知識をきちんと教えろよ。

 シーシェパードの代表は、人を傷つけていないっていうけど、やっていることから考えれば死者やケガ人が出てないのは単なる偶然じゃないか。クジラを守るためには、船員を危険にさらしても、船を壊したり沈めたりしても構わないなんて、相当、頭がおかしい。彼らがどんな考え方をしようと勝手だが、まずは話し合いをするとか、そこから始めるのがフツーじゃないの? 日本は、クジラを喰うためには絶滅しても構わないと、めったやたらと捕鯨しているわけじゃない。科学的な観点から国際法に則って「調査」しているに過ぎない。それを自分たちの価値観を押し通すためには、実力行使もいとわないとは。これをテロリストと呼ばないで何というのか。

 呆れるのはそれだけじゃない。アウトドア用品メーカーのパタゴニアは、シーシェパードのスポンサーをしているらしい(そのニュースはこちら)。しかもその日本支社は、今後もシーシェパードを支持するとコメントしている。あんな連中を支持するとは、パタゴニアって会社もまともじゃない。アウトドア系の人って基本的に科学音痴や論理音痴が多いから、別に不思議じゃないけどね。

 最近、あらゆる分野の、しかも責任ある立場にいる人間のレベルが下がっていると感じるのは私だけじゃないだろう。責任ある立場なのだから、ある程度の見識や判断能力をもっていて然るべきと思うのだが、食品偽装問題にしろ、毒ギョーザ事件にしろ微妙にズレていることがやたら多いと感じないか? もともとパタゴニアのデザインは嫌いなので、ここの製品はほとんど持ってないけど、環境テロリストを支持するようなメーカーの製品を私は一切購入しない。こんなメーカーが金儲けして、シーシェパードのようなトンチンカンな連中に資金提供するようになったら、ろくなことはない。


2008年2月11日(月)
雪が降らない
 広島からは先月末に戻り、その後も毎日パソコンに向かう日々。さすがに疲れた。考えてみれば咋秋から忙しくて、本サイトの更新もあまりできなかったなぁ。来月あたりから少し余裕ができそうだが。

 ところで、この週末は関東でも雪が降ったようだが、相変わらず秦野では降雪なし。北側に丹沢山系が連なっていることが大きいと思われる。都内で雪が降っている時でさえ、秦野ではチラリもしないのだ。雪が降る渋谷の様子をテレビで見て、「へぇー、東京は雪なんだ〜」とびっくりすることも。秦野よりも、よほど広島の方が雪が降る。ドカ雪は迷惑だが、ちょっと雪が舞うくらいなら風情があっていいんだけど。


2008年1月23日(水)
ムササビがやってきた?!
 先週のある日。深夜2時頃、実家2階の部屋で寝ていると「バタン」という大きな音に目が覚めた。ちょうど車のドアを閉めるような音だったので、近所の車の音かと思っていたら、今度は「ガタン」という音が、近くから聞こえ、さらには実家1階の屋根の上を何かが歩く音までしてきた! 

 音の大きさから人間ではない(すなわちドロボウではない)ことはわかったが、屋根の上は、鳥が歩くことはあっても、ノラネコも含めて動物が歩いたことなど、過去ン十年間に一度もない。「音の主はなんだろう」そう思って、明かりをつけないままブラインドを上げてみたら、なんと玄関の屋根の上に丸っこい体型をした、ネコくらいの大きさの動物がいたので、びっくり。相手も音がしたので、大慌てで屋根を縦断したかと思うまもなく、裏山の林にガサガサと逃亡していった。暗い中でうっすらとしか見えなかったので不明だが、身体の形はネコには見えなかった。もっと丸っこくて短足で薄茶色のようだった。うちの庭には確かに高い木が何本もあるが、ノラネコが屋根に飛び移れるような手頃な太い枝が屋根にかかっている木はない。それにあの慌てぶりは人間慣れしたネコというよりも野生動物のものと感じた。そこで屋根の上に飛び移ることができて、しかもネコくらいの大きさの動物といえばムササビということになる。ムササビが裏山に生息しているという話を聞いたことはないし、これまでわが家に来訪したことは一度もないが、その可能性は否定できない。もし、そうであれば裏山の自然も捨てたもんじゃないが、正体を明らかにしたいなぁ。

 でも、うちでは、すでにムササビに違いないということになり、しかもきっとつがいで生息しているだろうからということで、2匹の名前も付けた。その名もズバリ「ムサ」と「サビ」。名作絵本として今も人気がある「グリとグラ」みたいでいいでしょ。「そのままじゃん!」というツッコミは断じて受け入れません!(笑)

※この記事をアップしたあとに、ネットで調べると、なんと裏山にはムササビが生息していることが判明。やはりわが家にやってきたのはムササビだった可能性が極めて高くなった。あーよかった。名前を考え直さなくてもいいみたいだ。


2008年1月14日(月)
相変わらずの年始+ユズ収穫
 先月30日深夜に自宅を出て、一路広島へ。天気予報の情報から関ヶ原あたりの雪を心配したが、まったくの杞憂に終わり、なぁーんだ雪なんかないじゃん。余裕、余裕…と思っていたら、なんと広島の西条あたりに来ると意外にも雪化粧。路面にはないが、PAに立ち寄るとまわりは真っ白だった。早朝、広島市に入ると雪はなかったが、秦野以降ずっと雪なしだったのに、なんでよりによって広島だけ白くなってるんだよ。

 年末年始も相変わらずの日々。今春に刊行予定の原稿書きをずっと続ける。でも、机に張り付きっぱなしじゃ身体がもたないから、適度に息抜きをしている。ところで実家の庭には「柑橘園」と呼ぶ一角(名前ほど広くはない)があり、ここにはユズ、甘夏、レモン、サマーオレンジ、キンカンなどの柑橘類ばかり植えてあるのだが、先日はそのユズの収穫を手伝った。今年のユズは豊作で、今、実家の倉庫はユズなどの柑橘類でいっぱい。戸を開けるとさわやかな香りがぷ〜ん漂ってくる。写真にはカゴ3杯分のユズが写っているが、今日も残りを収穫しさらにカゴ2杯分を追加して、まだ木に残っているほど。うちのユズは、今年はよくがんばった。エライぞ!

写真左/倉庫にいっぱいのユズ。ちなみに、これすべて1本の木から収穫したものだ。上に写っているのは甘夏。写真右/同じく庭のカリンが付けた果実。花はたくさん咲いたのに果実はたったの2個だけ。おい、カリンもユズを見習え!でも右の方は長さ20センチもある大物。表面は触るとしっとりとして香りのいい油分に覆われている。母が早速ジャムにしていた。


2007年12月26日(水)
相変わらずの年末+ガソリン高騰
 どうして12月っていうのは、何やかやと忙しいのだろうな。別に年を越すからといって特別なことは何もないはずなのに、毎年毎年せわしない。今年は昨年に比べれば余裕があるが、それでも来春に向けての企画が進行中だったり、ほかにいろいろな雑用があったりで、このところずっと仕事漬けの毎日。イスに座りっぱなしなので、肩は凝るわ、首筋は凝るわで、時々無性に山に行きたくなる。でも、先日、ホームセンターで買ってきた低反発クッションをイスに敷いたところ、肩こりがしにくくなったように感じるのだが、気のせいかなぁ。確かに堅いイスだと、血行不良が起きやすそう。普通のスポンジクッションは、すぐにぺちゃんこになっちゃうけど、その点低反発クッションは、緩〜く血液が流れるから筋肉が凝りにくくていいのかも(本当かな?)。

 今年も広島に帰省する予定だが、年末ギリギリか、もしくは年が明けてからになりそう。いつものように車で帰るつもりだが、それにしてもガソリン価格の高騰、早くなんとかしてほしい。そういえば秋に山形に取材に行ったとき、ガソリンが安いのにびっくりした。県内はどこも安いというわけではないが、首都圏の平均的なリッター単価に比べて、十数円も安いスタンドにも遭遇(もちろんセルフだが)。しかも、それほど安いのにボックステッシュまで1箱サービスでくれたぞ。う〜む。恐るべし山形。

 でも確かにガソリンの値段って地域差があるんだよね。不思議なのは、内陸だから輸送コストが余計にかかっているはずなのに群馬県は比較的安いとか。同じ内陸にある長野県、特に松本市周辺はやけに高いとか。あと、かなり高かったのは、屋久島。屋久島のガソリンスタンドの人からも「こっちは高いからびっくりしたでしょ」といわれたほど。確か首都圏の単価よりも20円くらい高かったように思う。でも、屋久島が高いのは納得。これは仕方ないわ。

 
2007年12月16日(日)
事件の舞台裏
 昨夜のフジテレビ「金賢姫を捕らえた男たち」はすごかったなぁ。当時、私は大学生だったので、事件の経緯はリアルタイムで知っていたが、舞台裏では、あんなことがあったとはね。もし金賢姫を捕まえられなかったら大韓航空機爆破事件の犯人は、日本人とされ、日本にとっては大変な事態になっていたわけで、金賢姫を追い詰めた日本の外交官は大したものだよ。表面的なことだけで物を考える人では、絶対になし得ない話だ。分析力というか、裏を読む力というか、そういう力を養うことの重要性に改めて気づかされる。

 だが大韓航空機爆破事件に限らず、特に大きな事件では、必ず一般の人では知り得ない、いろいろな舞台裏があるものだ。そういえば、以前読んだ本にこんなことが書いてあった。40代以上の人なら「ベレンコ中尉亡命事件」を覚えている人は多いだろう。1976年にソ連空軍のベレンコ中尉が、亡命目的でミグ25戦闘機に乗って函館空港に強行着陸した事件のことだ。のち中尉は希望通りアメリカに亡命し、日米はミグ戦闘機を詳細に調べ上げたあと、ソ連に返却して事件は終わったわけだが、実際はそんなに平穏なものではなかったという。ミグ25といえば、当時、ソ連の最新鋭戦闘機だ。自衛隊は、機密保持のために航空機やミサイルによって函館空港が攻撃されることを想定し、北海道や青森の自衛隊は臨戦態勢をとったというのだ。実際に戦車や高射砲に実弾が準備され、一時は「敵来襲」という情報を得て駐屯地から出撃し、誤報とわかって引き返す、ということまであったらしい。結果的にはソ連は攻撃してこなかったわけだが、我々一般市民の知らないところで、実は極めて緊迫した事件だったことがわかる。戦後の日本は、少なくとも対外的にはずっと穏やかな平和が続いていると思っているだろうけど、実は30年前にそんなことがあったんだよ。知ってた?


2007年12月13日(木)
近況
 1ヶ月近くも更新しなかったが、このところ仕事が立て込んでいて忙しかったのだ。ひと段落ついたというわけでもないが、たまに本サイトを覗いてくれるみなさんに忘れ去られないようにしなくっちゃ。

 この1ヶ月は、打ち合わせがあったり、校正作業や原稿書きに追われたり、といういつものパターン。でもその合間を縫って、ようやくデシタル一眼レフカメラのニコンD300も購入したし、それに合わせてというわけでもないがパソコンのメモリとハードディスクの増設もして動作環境の大幅な改善も行った。メモリはこれまで1.5GBだったけど3GBに増やした。やっぱメモリに余裕があると、ボクのパソコンくんも快調だわ。めちゃくちゃ重いファイルでもスイスイ機嫌よく動いてくれる。

 D300はまだ本格的に使っていないが、確かにスゴイ。カメラの進化を感じざるを得ない。同時に購入したVRレンズの威力にも感心した。来年あたりからデジカメに完全移行しようかな。でもそうなると、もう一台さらに上級機種もほしくなる。D3のカタログで見開き全面に大きく掲載された写真にはうなった。あそこまでくれば中判カメラの画質にかなり切迫してきたという気がする。でもまあ。デジタル一眼レフカメラに完全に慣れるまでは、しばらく中判カメラと併用するか。ストックフィルムもまだあるし。あと仕事上では出版社の意向や印刷会社の対応との兼ね合いもあるしな。移行を決定するのはなかなか難しい。それにD3のボディのみ60万円はやっぱ高い。某量販店のポイントが、ン十万円分もたまっているので、それを使う手もあるんだけど。


2007年11月17日(土)
クマとの遭遇!
 この2週間はずっと取材に奔走。そんなある日、宮城県内・某山の登山口で、何とクマに遭遇。その緊迫の様子を再現!!!

 



お粗末でした。見なかったことにしてください。でもこの「クマ」はある意味「本物」です。決してやらせではありません。登山口の広い駐車場の一角で、何ともシュールな存在感を放っておりました。でも、なんでまた木彫りのクマがこんなところに? 捨てたものだとしても、どうしてわざわざ登山口まで持ってきたのか。謎は深まります。


2007年10月19日(金)
長野、福島方面へ
 この8日間は長野、福島方面の取材。長野では、もう何年も愛用している登山靴なのに、なぜか靴ずれができてしまった。これまで一度もなかったので「え〜何で?」。靴の裏側を見ると、布地がほつれクッション素材がずれており、どうもそのわずかな出っ張りが原因だったようだ。靴ずれって、その程度のことでできることもあるんだねぇ。相当長い間、靴ずれとは無縁だったから、びっくりした。

 本当はもう少し山の取材をしたかったのだが、これでは登山するのは難しいので、急所予定を変更。後半は新しい企画の取材をすることにして福島へ移動。4日間はその取材を繰り返した。1日200〜300キロも車で移動しなければならない上に、ガタガタ道を走ることも多いというちょっと変わった取材。

 昨日、取材を終えたところで、ふと右の前輪タイヤを見ると、見るからに空気圧が不足している。ガタガタ道を走ったことが原因とは思えない。タイヤをまわしてざっと表面を見ると、小さな尖った石がタイヤに刺さっている。だが、刺さっていた部分はごく浅いから、これが原因ではないだろう。石を取り除き、ガソリンスタンドへ寄って空気を入れてもらって一件落着。…かと思ったら実はそうではなかった。やれやれ1日動き回って疲れたなぁ。あとは立ち寄り湯でのんびりしよう。そう思って裏磐梯高原でいつも行く穴場の露天風呂に行く。そこで車を降りると、シュ〜というイヤな音が。みると、先ほどはなかったはずの亀裂ができていて、そこから微量ながらも空気がもれていた。ガーン。参ったなぁ。石を取り除いたあとのキズが広がったとは思えない。別のキズを先ほどは見落としていたのかも。とりあえず、さっと露天風呂で汗を流し、亀裂は表面だけのようだったので、予備タイヤに交換せずにそのまま走って会津若松のカーショップまで行き、タイヤ交換してもらった。このくらいのクルマのトラブルは、常に付きものだが、今回は状況的にはまだ相当いい方だろうな。これが山麓から離れた深山の林道だったら、こんなに簡単にはいかない。


2007年10月9日(火)
署名
 8月に名古屋市で発生した女性誘拐・殺害事件をニュースで聞き、残忍な犯行に怒りに震えた人は多いはずだが、遺族の方が犯人の極刑を求める署名活動をされていることをご存じだろうか。被害者1人では犯人を死刑にするのは難しい見方もあることから、広く署名を集めて名古屋地裁に死刑を求める陳情書の提出を進めているという。以前はこうした署名活動は駅前などで行われることが多く、賛同して署名したいと思っても難しかったが、この事件ではネット上でも署名活動をされているので、これまでよりも賛同しやすくなっている。遺族の方が設けられたサイトにアクセスし、そこから書式をダウンロードし印刷し署名郵送するだけだから簡単なことだ。私はたった1名の署名にすぎないが、早速署名して郵送しておいた。
 7日現在で、すでに約12万人もの署名が集まっているそうだ。あの事件を心底許せないと感じた人は、署名してあげてはいかがだろうか? 署名して郵送するだけだから大した手間ではない。それに決して他人ごとではない。あのような犯人は、立ち直らなくて結構。再び社会に出てこないでいただきたい。

署名用紙のダウンロードは→こちらのサイト

2007年9月28日(金)
瀬戸内海に浮かぶ大久野島へ
 27日は昭和初期から毒ガスの製造工場があったことで知られる大久野島(おおくのしま・広島県竹原市)へ。以前から行ってみたいと思っていたのだが、なかなか機会がなかった。ようやく昨日、日帰りで訪問。取材というよりも個人的な小旅行。天気にも恵まれ、初秋の1日を楽しんできた。

写真左/のどかな忠海港(ただのうみこう)前。ここから大久野島への航路がある。平日とはいえ、観光目的の乗船客は予想以上に多かった。写真右/フェリーから望む大久野島。周囲約4キロほどの小さな島だ。

写真左/忠海港から12分で大久野島の桟橋に到着。写真右/毒ガスの製造装置や防毒マスクなどの資料を展示する大久野島毒ガス資料館。規模は小さいが、ここの展示を見れば見るほど、平和な時代・平和な国に生まれたことを感謝せずにはいられない。機会があれば、広島の原爆資料館と一緒に一度は見学されることをおすすめしたい。どちらもきれいに整理された展示物からは、おそらく現実とは程遠い想像しかできないだろう。だが、そうであっても、その一端を知ることはできる。戦争は実に恐ろしい。それを感じられるだけでも貴重な経験になると思う。

現在は休暇村大久野島や環境省のビジターセンターなどがあるだけの住民がいない観光の島になっているが、かつては地図からも消された軍の極秘の島であった。毒ガス貯蔵庫跡(写真左)と発電所跡(写真右)など、島内には負の歴史を今に伝える遺跡が点在している。それは戦後60年を過ぎて朽ちかけ、ツタが覆い、夏草が茂り、当時の様子は想像するしかない。だが、歴史上の事実であることを静かに私たちに語りかけてくれる。

写真左/サイクリングロードから見た島の海岸線。青い海と白い砂浜。ここが毒ガスの島であったことを忘れてしまいそうなほど美しい風景だ。写真右/島唯一の住民といえば、この野良ウサギ。戦後、忠海の学校で飼育していた飼いウサギを持ち込んだのが始まりという。今では島内に推定300羽もいて、島のあちこちで出会える。一番おもしろかったのが、休暇村前の庭で足を投げ出してくつろいでいた、このウサちゃん。コラ!お行儀が悪いゾ。きっとコンクリートブロックの上は冷たくて気持ちいいんだろうね。


2007年9月22日(土)
蒜山高原と大山
 昨日は日帰りで岡山県の蒜山高原と鳥取県の大山方面へ。酷暑続きの広島市内を抜け出して涼しい高原を期待したのだが、蒜山や大山山麓もそこそこ暑かった。その写真をご紹介…



写真左/蒜山が背後に連なる蒜山高原にて。高原のあちこちに立っていたのが、トーテムポールのような異様な像。これ、蒜山に昔から伝わる「粋呑(スイトン)」という怪物なんだそうだ。悪いことをたくらむ人間がいると、どこからともなくスィーと現れ、トンと一本足で立ち、悪人をたちまち食ってしまったという。だから蒜山には悪人はいないと昔話は伝えている。その姿は、南方系の配色で、この怪物の民俗学的な背景を知りたいものだ。今でも蒜山に棲んでいるのなら、ぜひ社会保険庁あたりに行って悪人を一掃してほしいものだが、さすがのスイトンも悪人が多すぎて「もう食えないよ〜」って音を上げるんじゃないか(笑)。
写真右/蒜山高原で見かけた満開となったソバ畑。ここ蒜山も、お隣大山もソバが名物。昼食は大山ソバと大山おこわにした。ちなみに蒜山は「ひるせん」じゃなくて「ひるぜん」って読むんだよ。知ってた?





写真左/真庭市立蒜山郷土博物館に展示されている、隣接する四ツ塚古墳からの出土品。実に細かな細工に感心した。中央は勾玉。
写真右/蒜山から大山へ。その途中にある鏡ヶ成湿原を散策。灌木や笹が侵入しているが、確かにキセルアザミなどの湿性植物も数種類見られた。広い桟道も整備され、まわりの景観もいい。ところで蒜山高原にもいくつもの湿原がある。そのうちのひとつを軽く探索したが、予備調査もしていなかったので、ほんの小面積の湿地を見つけたくらいで、名前が付いた規模が比較的大きな湿原の訪問はまたの機会に。


2007年9月13日(木)
最近のニュースで感じたこと
安倍首相について

 今回の突然の辞意表明はともかく、私は世間やマスコミが批判しているほど安倍さんは悪いとは思わない。先の参院選で大敗した理由のひとつに年金問題が挙げられるが、それを安倍政権のせいにするのは酷だろう。それに年金問題を最初に取り上げたのは確かに民主党だが、その民主党ですら、それ以前は自民党の政治家同様に知らなかったわけで、仮に民主党がずっと政権与党だったとしても、やはり年金問題を防ぐことはできなかったのではないか。

 でも安倍さんは確かに人事で失敗したよなぁ。最初の松岡利勝農水相という人選も正直驚いたが、そのあとの赤城ナントカは、さらに最悪だった。ただひとついえるのはお金にクリーンかどうかということや問題発言をするしないということと、大臣としての手腕の優劣は必ずしも連動しないのも事実。誤解を恐れずにいうと、お金にクリーンでも無能な人よりも、多少汚くても豪腕な人の方が、あるいは国民のためになるかもしれないって思う。別に松岡・元農水相の手腕を評価しているわけでもないげどね。もちろん両方の点に優れている人ならいうことはないのだが。

 もうひとつ。安倍さんが就任当初に掲げた「美しい国」「戦後レジームからの脱却」に対して、そんな壮大なことよりも年金問題のようにもっと身近な問題がある、との批判も集まったけど、身近な問題というのは常にいつでも存在するわけで、もっと身近な問題があるから壮大なテーマを掲げてはダメといっていては、いつまでたっても壮大なテーマを取り上げることはできない。安倍さんは別に「美しい国」「戦後レジームからの脱却」だけを目指す、身近な問題には力を入れないといっているわけではない。年金問題にも全力で取り組むというのなら、それでいいと思うんだけど、何か世間の論調は感情的なだけという気がする。それは、ある意味、社民党や共産党のいう「改憲=戦争の始まり」という論理の飛躍にも似ている。改憲論者がみんな戦争を待ち望んでいるのであれば、私も戦争には反対なので護憲に賛成するが、現実はそうではないだろう。

 現在の民主党に本当に政権担当能力があるかどうかは不明だが、アメリカのような2大政党制になるのは、日本の政治にとってはむしろいい流れだと思う。そういう意味では民主党にもがんばってもらいたいものだが、でも小沢一郎が総理大臣っていうのは、う〜ん考えものだ。たぶん若い人たちの中には、最近の小沢一郎を見て「したたかな豪腕政治家」というイメージをもっている人もいるかもしれないが、過去の言動から考えると、私の中の小沢一郎のイメージは全然よくないんだよね。


赤ちゃんポスト

 少し前の話題だが、熊本の病院が設置した赤ちゃんポストに対して賛否両論があった。私は赤ちゃんポストはベストな方法とは思わないが、現段階ではやむを得ない手段だと思う。よくある批判に「安易な育児放棄を助長させる」という意見があるが、これは赤ちゃんポストの問題点しか見ていない意見だと思う。赤ちゃんポストの最大の目的は、望まれずに生まれた赤ちゃんが、虐待されたりして死亡するという最悪の事態を回避することにある。赤ちゃんポストを批判するのであれば、より優れた代案を提案すべきだ。だが、誰しも納得する優れた案がほかにあるとは思えない。「子供のうちから命の大切さを教える」といっても、その効果が現れるのは十年、二十年先の話。つまり多少は育児放棄の助長につながったとしても、ほかに適当な方法がなければ、虐待による最悪の結果を回避するには、現段階ではこの選択も仕方ないということだ。育児放棄を助長させることよりも、はるかに赤ちゃんの命を助けることの方が重要なのはいうまでもないだろう。


2007年8月30日(木)
ニコンの新デジタルカメラ
 先日、ニコンから新しいデジタルカメラ2機種が発表された。長らくデジタルカメラへの移行を躊躇していたが、ニコン初となるイメージセンサークリーニング機能が搭載される今度のD300には大いに心を動かされた。本当はペンタックスのようにボディ内手ブレ補正機能も搭載してくれるといいんだけど、「手ブレ補正機能はレンズ内だからこそ価値がある」とPRしているニコンが、方針を大きく変えるとは思えない。おそらく今後はVRレンズも次々に出してくる気だろうし、まぁいいか。そろそろデジタル一眼レフカメラを買おうかと思っていて、ペンタックスK10の上位機種が出たら、検討したいと思っていた矢先だった。確かにニコンにすれば、現在持っているレンズもそのまま使える。

 これまでデジタル一眼レフカメラの購入を見送ってきたのは、ニコンのカメラにはセンサーのクリーニング機能がなかったことやデジタルカメラの技術進歩が早く、他社製品とも比較しながら、もう少し様子を見極めようと思ったこともあるが、一番の理由はお世話になっているいくつかの出版社から「まだポジフィルムの方がいい」といわれていたことが大きい。しかし、それも時間の問題だ。ポジフィルムを使える環境は年々確実に厳しくなっている。

 これまでポジフィルムの現像は、いつもまとめて知り合いの会社を経由して2社のプロラボに出していた。というのも、その会社を経由すると大きな割引があるからで、個人でラボに出していた時に比べて、現像費用を大幅に抑えることができるようになった。しかし昨今のフィルム離れでラボも大変なようで、2社のうち1社は割引の廃止を決定したらしい。これはやむを得ないことだろうが、余計にフィルムカメラを使いにくくなることは間違いなく、デジタルカメラの魅力が増すことになる。デジタルでもハードディスクを増設したり、それはそれでいろいろお金がかかるだろうけど、私の場合、年間のフィルム・現像代を考えればデジタルの方がはるかに安い。しばらくはフィルムとデジタルの併用となるだろうが、やがてはデジタル一本になるのは間違いない。


2007年8月28日(火)
富士吉田の火祭り
 先週の金曜日から4日間ほど取材。昨日、取材を終え、いつもの河口湖経由のルートで帰途についていると、富士吉田市で交通規制に遭遇。しまった。忘れていたけど、26、27日は富士吉田の火祭りの日だったのだ。何年か前にも、偶然その日にあたってしまい、いつも利用する国道が完全に通行止めに。仕方なく迂回して裏の路地に入ったまではよかったが、散々迷い、しかも交差点に配置されていたガードマンに山中湖方面への道を訪ねると「えーっと…」といって手持ちの資料に目を通し始めるようなお粗末ぶりで、何のために配置されているのか不明。結局、かなり市内を右往左往させられた記憶があった。昨日は一部で交通規制による渋滞にはまってしまったが、何とか大きく迂回し、富士吉田を離れることができた。前回は交差点を左折しようとすると、いきなり国道が通行止めになっており、しかも山中湖方面への迂回路の指示もなく、さらにいえば道を尋ねても即答できないガードマンってわけで、随分いいかげんだなと感じたが、今年は交差点など各所に規制を示す看板が立てられていたから、まだよかった。地元の人は、山中湖方面の迂回路はいろいろ浮かぶだろうけど、私のように同じ道で市内を通り抜けるだけの人には、あちこちで道路が通行止めになっていれば、いくらカーナビがあっても、すぐにはわからないよなぁ。

 
2007年8月23日(木)
大逆転
 22日の夕方以降、テレビを見ていると「佐賀北、佐賀北、大逆転、大逆転」って、うるせ〜んだよ。フン!誰がどう見ても広陵の方がよく打っていたじゃないか。こりゃ、優勝する可能性が高いなと思っていたら、なんなんだよ。佐賀北はヒットがたった1本というパッとしない攻撃続きだったのに、最後にホームランなんか打ちやがって。広陵優勝で気分よく残暑を乗り切ろうと思っていたのに。あ〜気分悪い。…でも決勝戦らしい、いい試合だったかも。1、2回戦あたりはあまり関心もなく「負けたんだろうな」と思ってあとでニュースを見ると勝っていた。確かに今年の広陵はエラーもほとんどないし、安心して観戦できた。優勝できなかったのは残念だけど、実力はほぼ同じだろうな。広島勢の準優勝も久しぶり。広陵はよくやった。カープが弱いだけに、広陵の活躍はいいニュースだった。


2007年8月17日(金)
取材から帰宅
 7月頭から1ヶ月以上、広島の実家に滞在し、今月初旬にようやく関東甲信越方面の天気がよくなったので広島を離れ、昨日までずっと取材の日々。この約十日間は本当に天気に恵まれ、順調に予定をこなす。これほどの晴れ続きは珍しいほどで、例年、お盆休みは混雑を避けて自宅待機することが多いのだが、今年はせっかくの晴れ続きだし、スケジュール的にも好都合なので休み中も取材を続けることにしたのだ。

 この間、あちこちをまわり充実した取材ができたが、中でも一番大変だったのは往復約8時間半もかかる山の取材。でも花が多く、景観もすばらしく、苦労して登った甲斐があった。ほかの場所でも感じたことだが、7月は雨続きで開花が遅れ気味になったせいか、花の状況は予想以上によかった。

 本当はまだ行かなければならないところもあるのだが、今日以降の天気予報がイマイチだったので、一旦帰宅して今月後半に先送りすることにした。昨日、道路は確かに車が多くて一時的に渋滞もしたが、ルートを考慮したせいか、それほど苦労もなくあっさり帰宅。VICSが、大いに役に立った。

さて取材の寸景を少々。14日の夕方、尾瀬御池に到着。写真は夕闇迫る尾瀬御池駐車場。うっすらと網目模様が入っているのは車の網戸越しに撮影したため。夜は満天の星空。天の川もくっきり見えるほどのすばらしい星空で、放射冷却で夜半になると寒いくらいだった。その翌日、尾瀬沼まで往復。特に目的があったわけでもないが、67判カメラも車に残し、35ミリカメラに望遠マクロレンズなどだけ背負って出かける。67判カメラとレンズがないと、こんなに荷物が軽くて楽なことを、今さらながら実感。大江湿原と釜ッ堀湿原で花の写真を撮影して、お昼過ぎに御池に戻った。ところで御池には先日、日光国立公園からの分離が決まったばかりの尾瀬国立公園誕生を示す看板が掲げられていた。日光と分けるのは、当然だろうな。地理的には近いけど、尾瀬は単独の方が納得がいく。





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