山の清流 中央アルプス・池山
撮影年月日:2006年5月30日
山に降った雨のほとんどは、一旦、森や土壌に浸透するが、やがてしみ出して小さな流れを作る。それが清流として登山者の目に触れるわけだ。しかし、カメラに収めたくなるほど「絵になる清流」となると、実は意外と少ない。
以前、植物記「コンロンソウ」で取り上げた福島県檜枝岐村の「橅坂の清水(ぶなさかのしみず)」なんか、まさに絵に書いたような清流。尾瀬御池に上がる国道352号の途中にあり、6月であればコンロンソウが咲き乱れ、苔むす岩の間を清流が流れ落ちている。30年くらい前に偶然、初めて見つけた時は、名前を記した看板もなかったが、印象に残るほどだった。そのため以後も通る度に立ち寄っていた。景観的に優れた清流だからこそ、わざわざ名前を付けたのだろう。
あと有名なところでは、屋久島の白谷雲水峡の清流も挙げられる。名前から想像するほど、あちこちに清流があるわけではないが、原生林歩道の途中に渡る清流は、屋久島らしい森林景観と相まって大変素晴らしい(リンク先ページ掲載の写真の場所)。
ほかに「絵になる清流」と思ったのは以下の掲載写真くらいだが、こうして並べてみると、私自身がよく足を運んでいることもあるが、さすがに長野県が一番多い。加えて、その条件として「苔」は重要な要素というのがよくわかる。本州の山で、きれいな清流に出合うと、思わず手でくんで一口飲むことも割とある。ただ北海道ではエキノコックス感染リスクがあるので一切しないし、本州でも鉱毒などに汚染されている可能性もあるので、どこでも飲めるわけじゃないけどね。
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長野県駒ヶ根市。中央アルプスの池山中腹にある篭ヶ沢(こもりがさわ)の清流。撮影は2006年。

長野県信濃町。黒姫山中腹の古池と新道分岐の間にある清流。撮影は2015年。

長野県軽井沢町・千ヶ滝せせらぎ遊歩道。撮影2006年。

長野県木祖村・水木沢天然林。撮影2005年。

長野県松本市・上高地右岸道。撮影2009年。

長野県木島平村・カヤノ平高原。あまり知られていないコースで見かけた清流。撮影2003年。

長野県宮田村・駒ヶ根高原にある黒川渓流と遊歩道の「こもれ陽の径」。撮影2004年。

長野県辰野町。横川渓谷で見かけた清流。撮影は2017年。

秋田県仙北市・乳頭温泉郷付近。撮影2002年。

福島県檜枝岐村の「橅坂の清水」。本文リンクページ写真から14年後の2012年6月中旬に撮影した写真。コンロンソウは衰退せず健在だったが、まだ咲いていなかった。現在の状況は不明。

京都府南丹市・京都大学芦生研究林。撮影2011年。

岡山県西粟倉村・若杉原生林入口付近。撮影2004年。
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