Nature
魂!
雑記帳

1980年代〜1990年代
カップ麺の上蓋コレクション

Q&A

Q 収集していた期間はいつ頃ですか?

A 記録をとっていないので正確な期間は不明ですが、1980年から1990年代末頃と思われます。スタートが1980年というのは、間違いないですが、収集をやめた時期ははっきり覚えていません。終盤のコレクションの中に「2001麺」というのがあり、ネットで検索すると1997年に新発売されていることが判明。その後もデザインを変えるなどして、しばらく続いていたようですが、私のコレクションは、初期のものと思われるので、おそらく2000年代にはかかっていないと思います。



Q コレクションのカップ麺は、すべて食べたのですか?

A はい。すべて食べており、フタを集めるために中身を捨てるようなことは一切していません。



Q ということは、すごい量のカップ麺を食べていることになりますね

A まあ、そうですが、約20年間という期間を考えていただければわかるように、それほど頻繁にカップ麺を食べていたわけでもありません。もちろん、好んで繰り返し食べた商品もいくつかあり、最初の一品を除けば、このコレクションには形として表れないのも事実ですが。



Q どちらにしても身体の何%かは、カップ麺の炭水化物によって作られていることになりますね

A 「当時は、確かにそういう面もある」というのが正しいですね。カップ麺ばかりをバカ喰いしていたわけではないので、割合は、みなさんと大きな差はないでしょう。生物は、常に外から食べ物や水を摂取して、体内で分解や合成を行い、身体の構成要素を入れ替えています。外見は変化がないように見えますが、厳密に言うと中身は徐々に入れ替わっています。つまり原子や分子レベルで考えると、過去の自分と現在の自分は、まったく別物なんです。当時、カップ麺で摂取した炭水化物に由来する原子や分子は、今の私の身体の中にはまったく存在していないのも間違いないでしょう。



Q コレクションを拝見すると、カップ麺に対する愛を感じます

A カップ麺に対する愛は、特にありません(笑)。



Q そもそもどうしてカップ麺の上蓋を集めようと思ったのですか?

A いかにも日本らしい創意工夫が特徴の多様なカップ麺文化を後世に伝えなければならない、という強い使命感に燃えて集めました!! まあ、ウソですけどね。特に理由はありません。ただ、よく知られた有名メーカーだけではなく、地方の無名メーカーのカップ麺もいろいろあって、その商品コンセプトも上蓋デザインも、ものすごく多様でおもしろいと感じたのは事実です。



Q コレクションの中に同じデザインの上蓋が重複していませんか?

A うっかり重複掲載してしまったものもあるかもしれませんが、基本的には同じに見える上蓋でも、微妙に違っている場合がほとんどです。例えば、バーコードの有無や配置の違い、キャンペーンキャッチの有無、あるいはデザインのわずかな違い…等々です。中には、1行文字が入っているものといないもの…みたいなわずかな違いだったりすることも。



Q それぞれのカップ麺が、どんな商品でどんな味だったか覚えていますか?

A 細かいことは、さすがにもう忘れました。ただ、中には「これ、すごくうまいなぁ」と感心した商品もいくつかありました。例えば、岡山の横山製麺工場(廃業)製「さぬきっ子」という、うどんのカップ麺は、フリーズドライ製法で作られた麺も添付の出汁も、よくありがちなインスタントっぽい要素をあまり感じさせなくて「本物のさぬきうどん」というと言い過ぎですが、完成度の高い商品だったと私は思います。何度もリピートしましたが、当時、近所のスーパーでもよく売れていたようで、なかなか買えなかったように記憶しています。
 また商品としての工夫が印象的だったものもありました。例えば、サンヨー食品製「田吾作」は、「味付油揚げ入りのきつねうどん」と「えび天玉入りのたぬきうどん」の2種類がありましたが、ほかに具として椎茸、ほうれんそう、かまぼこまで入った「力作」でした。即席麺とはいえ、蓋も二重構造が採用され、ちょっと重厚なパッケージでした。味もよかったように記憶しています。
 ほかにも「割箸付き」や「レンゲ付き」といった、ユニークなカップ麺もありましたね(笑)。



Q 焼きそばのカップ麺などで、樹脂板を立体成形した蓋が採用されていることがありますが、そういう場合はどうしていますか?

A 立体成形されている縁だけ、ハサミで切り取って、平面部分を保存しています。コレクションの中には、うまり切り取れなくて、縁が歪んでいるものがありますが、このような立体成形された蓋であることが、その理由です。