File No.022
後付け庭園灯センサー


 先月(2010年2月)、実家にある庭園灯の人感センサーが壊れてしまった。センサー表面のプラスチックが割れていたので、それを補修しようと分解。回路に付着したサビを掃除していると、サビで劣化したコードがポロッと外れたり、次々に問題が発生。いろいろ対応したのだが、しまいにセンサーが働かなくなった。サビがあったから、どうせいずれダメになったのは間違いないが、掃除のせいで、早めに寿命を招いてしまったようだ。表面のプラスチックもいい感じに補修できていたのだが、残念。
 メーカーに聞くと、センサー部品代4500円に出張修理代が別途必要だという。う〜ん、高いなぁ。そこで、ホームセンターで997円という格安価格で売っていたMADE IN CHINAのセンサーライトを買ってきて、そこからセンサーだけ取り外し、後付けセンサーとして庭園灯横に別に取り付けることにした。
 本体は、長さ50センチ分だけ切り売りしてもらった水道用の塩ビパイプを使用。センサーの外寸を正確に計測して、型紙を作り(といっても、本体が曲面なので難しい)、それを本体(パイプ)に貼り付ける。その型紙の少し内側にドリルとプラスチック用のノコギリなどを使って、まずおおまかな穴を開ける。次に型紙通りの寸法になるまでヤスリで削り、ある程度仕上がってきたら、センサーがうまく入るか当ててみて、入らなければ少し削ることを繰り返す。ちょうど寸法通りになって、少し強く押し込むと、スーッとセンサーが入ったところで作業完了だ。
 表面をつや消し黒のスプレーで塗装し、同じく塗装したキャップを取り付け(中に水が入らないように埋める側にも必要)、センサーとパイプの隙間に水が入らないようにパテを塗り、乾いたあとに、周囲をマスキング用の紙で覆って、再度、この部分だけつや消し黒塗料を塗布しておく(パテを塗ったあと、本体とまとめて塗装すればよかったのだが、本体を塗布したあとで気づいたのでこういう手順になってしまった)。
 センサーのコードを庭園灯のコードと結線し、庭園灯のそばに埋めて固定すれば完成である。



  

上の黒い箱状のものが、格安センサーライトから取り外したセンサー。下は、つや消し黒塗料を塗ったためにわからないが、元は塩ビパイプ。そこにセンサーの寸法通りに穴を開けたところ。

センサーをパイプにはめ込んでみたところ(上)。もともとのセンサーは、当然のことながら庭園灯本体についていたわけだが、センサーの寸法が違うので、そのまま取り付けることは無理。しかも庭園灯本体は金属製なので、穴を広げる加工はやろうと思えば可能だが、時間がかかるので、今回は別にセンサー用のポールを立てる方式にした。庭園灯の元センサーは取り外し、開いた穴は、黒く塗ったプラスチック板で覆っておいた。左写真は、庭園灯(奥)のそばに設置した新しいセンサー。作った人間がいうのも何だが、既製品みたいでしょ。









 














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