File No.0017
自動来客ブザー


 高校生の時に遊びで作った自動来客ブザー。今なら人感センサーを買えばすむ話だが、私が作ったのは至ってシンプルなもので、隙間を空けて重ね合わせた2枚の板に接点をとりつけ、玄関前の人工芝の下に設置。人が訪ねて来た時、この板を踏むことでスイッチとなり、ブザーが鳴るしくみにした。もともと玄関にあったチャイムはそのままだが、その頃、チャイムのスイッチの接触不良からか、稀に誰も押していないのにチャイムが鳴ることがあったので、これによりより確実に来客ということがわかるだろうというわけ。
 実際に設置してみると、確かに想定通りに機能した。だが、時々来客があったにもかかわらずブザーが鳴らないこともあった。どうも訪問者がこの板の上を偶然またいでしまったということらしい。板はある程度の大きさにしてあったが、もっと大きくするとか、複数枚を並べるとかした方が確実だったようだ。安上がりの方法ではあったが、アイデアとしてはまだまだだったかも。数ヶ月使って撤去した。

 
2枚の板にとりつけた接点が体重によって接すると電気が流れるしくみ。
 

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