File No.038
パソコン運搬ケース


 私は、自宅と実家を年に何度も行き来して、それぞれでデスクワークをするというスタイルを続けているので、その度にメインパソコンも一緒に車に乗せて移動させている。取材時はノートパソコンで十分だが、重い写真ファイルを転送したり、さらにその調整や修正をしたりするメモリ高負荷の作業では、ノートパソコンでは時間がかかるし作業もしずらい。より高性能な上に慣れたデスクトップパソコンの方が圧倒的に仕事が効率的に進むからだ。

 そこで先代パソコンの運搬に際しても、その寸法に合わせた運搬ケースを自作して使い続けて来たが、今年2月、新しいパソコンを買ったのに合わせて、これも新たに製作することにした。

 先代パソコン用運搬ケースは、上面だけ口が開いた簡単な箱を木で製作し、蓋はダンボールで代用。それを荷造り用ベルトで固定して使っていたが、今回はもう少し進化させることにした。


今回、新たに製作したパソコン運搬ケース。先代パソコンはディスプレイと本体が一体型だったが、新しいパソコンは本体とディスプレイが別々。とりあえず31.5インチのディスプレイは、かなり厚手のダンボール板とタオルケット、それに荷造り用ベルトで梱包することに。それよりも値段が高い本体の方こそ、専用ケースが必要といえ、こちらはしっかりと作ることにした。本体よりひとまわり大きいサイズで寸法をとり、集成材と木ねじで組み立てた。フタは4ヶ所に取り付けた引っかけパッチン錠で固定できる。また側面に穴を開けて、運びやすいようにした。



パソコン本体と運搬ケース。大きさの比較。


引っかけパッチン錠をとめてフタをしたところ(左)。運搬ケースの上にタオルケットを被せ、その上からパソコン本体をゆっくりと載せれば、するすると下に沈み込んで梱包完了(右)。上部に少し余裕を作ったので、マウスやキーボードも一緒に収納できる。ちなみにパソコンは、マウスコンピューターのDAIV。メモリは64GB。第7世代インテルCoreプロセッサー搭載のクリエーター向けBTOパソコン。実にサクサク動いてくれて、買って大正解。もはや仕事の上でなくてはならない相棒という感じだ。近年では最も高額な買い物だったので、運搬時にうっかり壊すことがないよう、ある程度丈夫なケースにしたつもり。

 









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