Nature
作る!
File No.032
ナメクジ撃退スプレー


※ナメクジに困っている人は多いと見えて、このページをアップして以降、アクセスが急増しています。この方法を転載して紹介頂くのは一向に構いませんが、この方法を考案したのはあくまで私なので、自分のアイデアみたいに紹介するのはアウトです。紹介する場合は、情報元として本ページのリンクを貼って頂くか、あるいは本サイト名(Nature Log)を記載して下さい。リンクや記載をせずに転載するのはお断りします。


 梅雨が近づくとどこからともなく現れるナメクジ。なんとか駆除したくとも容易ではない。ネットで調べると、いくつかの方法が紹介されているが、どれも今ひとつ。それで以前、「ナメクジは、粘膜に覆われているのだから酸にも弱いのではないか」と考えた。といっても庭や菜園に有害な酸を撒き散らすわけにはいかない。であれば環境に優しいはずの木酢液や竹酢液であれば、ナメクジを退治したあともその影響をあまり気にしなくてすむ。とりあえず退治できるか試したところ、最も普通に見られる外来種のチャコウラナメクジに対しては見事に効果があることが判明した。

 ただ、一匹ずつ退治することを考えれば、効率的に木酢液を浴びせる必要がある。そこで考えたのが、以下の方法だ。
 用意するのは、まず木酢液か竹酢液。それに100円ショップで売られているスプレー容器。ダイソーなら、噴出口のネジをまわすことで、水鉄砲のようにピンポイントから広範囲の噴霧まで水流範囲を調整できるタイプのものがいろいろ売られている。肝心なのは、遠くの木の幹にナメクジがいても液が届くこと。つまり広範囲の噴霧しかできないものでは役に立たないので注意。

 ちなみに木酢液でも竹酢液でも効果に違いはない。商品によって品質にバラツキがある可能性もあるが、ホームセンターで売られている、いくつかの木酢液や竹酢液を使ってみたが、3倍程度の希釈でも十分に効果があった。ひょっとするとさらに希釈しても使えるかもしれないが、ナメクジの個体差や液を浴びせかける量によっては、効果が出ない可能性も考えられるので、さらに希釈する場合は、完全に退治できるかどうか検証実験をしてからの方がよいだろう。

 水で希釈してスプレー容器に入れ、ナメクジを見つけ次第、水鉄砲のようにして何度かレバーを引いてシュッシュッと液を浴びせ続けると、ポトリと下に落ちて白くなって死んでしまうはずだ。この退治方法は、手軽で、市販の退治薬のように環境への悪影響を心配する必要もなく、高い木の幹にいるナメクジでもやっつけることが可能というところがミソ。ナメクジを一匹一匹、探してまわる必要はあるが、これを繰り返すことでナメクジを全滅させることも不可能ではない。

 何年か前に日記にもこの方法を書いたが、改めて紹介しておくことにした。


 ●用意するもの

1.木酢液または竹酢液

2.100円ショップで販売されているスプレー容器(噴出範囲を調整できるタイプのもの)




 ●作り方

 スプレー容器容量の3分の1程度に木酢液、もしくは竹酢液を入れて、残り3分の2に水を入れる。噴出パーツを取り付けて、よく振って中の希釈液を均一にすれば、ナメクジ撃退スプレーの完成!!


ダイソーで売られているスプレー容器は、先端噴出口のネジを回すことで、水流の範囲を調整できるので便利。遠くの幹にいるナメクジを発見した場合は、写真のように水鉄砲状に液を噴出させて、目標のナメクジを攻撃できる。2〜3メートルの距離でも届く。ちなみにダイソーには、空きペットボトル利用前提で噴出パーツだけで容器がない商品も販売されている。
 
   















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