Nature
作る!
 完成した椅子の廃材を利用した花台を実家の玄関に置いたところ。あくまで花台だが、十分に人が座れるくらいの強度にはなっている。

 葛の籠も、近所で葛の蔓を調達してきて、今回、編んで作ったもの。写真の籠のように底と側面が直角になった形にするにはコツが必要で、普通に編むだけだと、なだらかな曲線になってしまう。改めて見ると、網目の緩い部分が気になるが、葛の蔓は竹材で編むようにきっちりとはいかないので、これも葛材らしい野趣っぽいところともいえる。ま、ちょっと横軸の蔓をいじれば、きれいになる話だが、撮影時に気づかなかった。

椅子廃材で作った花台

File No.026

目次のページへ

 今年(2011年)の春、実家で作った廃材利用の花台。脚が壊れかけたテラス用の木製椅子が二、三あったので、それから丸い天板(座る部分)だけ取り外し、新たに短い脚を取り付けて玄関やテラスで使用する花台を作ることにした。4本より安定するので脚は三本としたが、それぞれの脚どうしを固定する支柱を取り付ける場合は4本よりも工作は難しくなる。こういう場合、脚も支柱も角材よりも丸棒の方が加工しやすい。脚の丸棒に支柱の丸棒に合わせた丸い穴を開けるだけですむからである。
 まず、取り外した天板のニス塗料を紙やすりできれいに削り取る。続いて、ひとつの脚に60度(脚どうしは正三角形の関係だから)の角度で2本分の穴を開け(深さは一定の寸法)、穴の中に木工用ボンドを入れた上で、あらかじめ書いた型紙の長さに合わせて切断した支柱を差し込んで、3本の脚それぞれを結ぶ。穴と支柱の径は、まったく同じで、少し強く押し込まないと入らないくらいにしておく。穴は、卓上ボール盤に取り付けたボアビットで開けた。
 次に天板上面に径10mm、深さ10mmの穴を開け、さらに木ねじを通す穴を開けて、長さ5センチほどの木ねじで天板と脚を固定した。最後に10mmの化粧用丸材を10mmの穴に埋め込んで、表面を紙やすりで磨けば、天板上面は凹凸がないきれいな平面になって、これで加工は終了。最後にニスを全体に塗って完成である。下の写真はひとつしか写っていないが、実際には同じものをふたつ作った。