File No.0071

電気ポット台




 仕事部屋には電気ポットがあって、好きな時に温かいコーヒーや紅茶などを飲めるようにしている。以前は小さな椅子の上に電気ポットを置いていたのだが、いかんせん狭くて、うっかり倒しそうだった。そこで少し余裕を見た寸法で専用の電気ポット台を作ったところ、コーヒーを抽出する作業もしやすくなった。自作は手間がかかるが、自分の望むプランと寸法で好きな形にできる点がいい。

 ところで、かつて高校生の頃。夜にお腹が空いたら、電気ポットで湯を沸かし、カップ麺を食べていた。数年前。仕事部屋に電気ポットを置こうと思った時。当時使っていた電気ポットがまだ保管してあったので、久々に押し入れから取り出して、しばらく使用していた。約40年前の、実にシンプルな昔ながらの電気ポットだったが、ちゃんとお湯は沸くし、まったく問題はなかった。ところが、やがて予想もしない事態が発生した。

 ある日。何気なく電気ポットの電源コードの位置を変えようとした途端。バチッと火花が散った。何が起こったのか、すぐにはわからなかったが、よく見ると電源コードの絶縁部分が劣化して、中の銅線が一部むき出しになっていた。それが一方の線だけであれば問題は起きなかったのだが、L(ライブ)側とN(ニュートラル)側の両方で起こっていたために接触してショートしたようだった。パッと見は問題ないように見えて、実は相当にコードが劣化していたわけだが、ショートするまで、その事実にまったく気づかなかった。やはり古い電気製品の使用は結構怖いことに改めて気づかされた。製品評価技術基盤機構(NITE)も注意喚起しているけど、行き過ぎた「もったいない」視点で古い製品を使っていると、火事の原因になるかもしれないよ。みなさんも気をつけてね。



完成した電気ポット台。背後の本棚が黒(正確にはチャコールブラック)なので、それに合わせて黒で塗装した。台の下には、コーヒーかすを捨てる容器を置けるようにした。電気ポットは本文に書いたショート事件ののちに買い替えたもの。右奥は、車載もできるタイプのペルチェ素子冷蔵庫。そこそこ冷える。夏はいちいち一階に降りなくても、仕事部屋で冷たいドリンクを飲めるが、冬場は撤去する。



4.5センチ角材で、まずは脚と梁とを組み立て、木組みと木ねじで固定する。右下は電動カンナ。木工工作にはなくてはならない工具で、かなり使える。



ネジや隙間をパテで塗って乾いたあとにサンドペーパーで表面を整える。



天板となる板を切って、ネジ穴を開ける。



本体に天板を取り付けたところ。同様にネジ穴をパテで隠す。



室内使用なので、耐候性はあまり気にしなくていいい。水性黒ペンキで塗装して、乾けば完成。




















 

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