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車のキズを自分で補修してみた

 一昨年の九州取材では、愛車に2ヶ所もキズを付けるという失態をしてしまう。その前の北海道取材では、あれほど未舗装悪路を走ったにも関わらず、キズひとつ付けなかったのに…である。九州でも未舗装悪路を走ったが、むしろ集落の狭い道の方が不慣れで、それが落とし穴だった。
 ひとつ目のキズは、集落内の狭い舗装道を低速で走行中、緩い左カーブで道路から左側の農家に斜めに上がるコンクリート道の角で車体左側下部を擦り、ふたつ目のキズも、やはり狭い集落内でUターン中に水路に架けられた橋の金属製手すりにうっかり車体右側を当ててしまい、どちらもごく浅いキズを付けてしまった。せっかくカッコいいデリカくんが台無し(笑)。プロに直してもらうのがベストだが、小さなキズでも数万円もするらしいので、自分で直してみることにした。

 ソフト99のオンラインショップやカーショップで、ボディカラーのスプレーやコンパウンドなどを揃える。ボディカラースプレーは、カラー番号でまったく同色のものを購入できる(色によっては特注色になるが、それでもネットで簡単に注文可)。問題箇所だけでなく、キズを付けていないボンネットやリアバンパーにもごく細かい塗装剥離が点々とあったので、それもついでに塗装し直し、数日かかって作業した。

 今回は初めてだったので、何度か失敗し、やり直した部分もあったが、コツさえつかめば、十分に直せることがわかった。
 塗装作業日の天候は、結構重要。気温がある程度高くて、よく晴れた乾燥した日で、しかも風がない方がベスト(風があると、スプレー塗料が飛散して無駄になる)。たとえ晴れていても雨後だと湿気が多いので乾燥しにくく、塗装面にムラが生じたり、塗料が垂れたりする。気温が低かったり湿気があるようなら、急がずベストの日を待つべし。また2〜3度往復してスプレーしたら、少し時間を置いて乾燥させてから重ね塗りする。そうでないと、やはりムラや垂れが生じやすい。

 最後の光沢仕上げは手間がかかるので電動ポリッシャー(アマゾンで約4000円)を購入して行った。で、なんとか遠目に見ると気にならないくらいには仕上がった。ただ現時点でも少し気に入らない部分があるので、いずれ追加作業をするつもりだが、パテや下地用のプラサフは、ほかの工作や塗装でも利用できそうで、そういう意味からも勉強になった。

 

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作業前のキズ箇所。九州取材時、オートバックスで補修ペンを買って、近い色で応急処置しただけなので、跡は容易にわかる。これを目立たないようにする。


塗装する箇所の周囲をビニールで覆う。


応急処置の塗料をサンドペーパーで削り取り、キズ跡を整える。専用のパテは、硬化剤を手早く混ぜてキズ箇所よりも少し広い範囲に塗り付ける。周囲の面よりも若干厚めになるように塗るのがポイント。


メーカー指定の耐水性サンドペーパーに水をつけて、パテ部分だけでなく周囲も含めて表面が平滑になるまで研磨していく。


やがて手で触ると、パテ部分と周囲との境がまるでわからないほどにツルツルになる。これで研磨作業は終了。このあとシリコンオフスプレーで油分などをとってから下地用のプラサフスプレーを塗り、再度シリコンオフ→ボディカラーのスプレー→クリアスプレーを次々に塗布。最後にコンパウンドなどで表面を光沢に仕上げて完了。


ほら、キズはきれいに消えたでしょ。

File No.036