ヨーロッパ原産の帰化植物
コウリンタンポポ
キク科
Pilosella aurantiaca
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キク科コウリンタンポポ属の多年草。別名エフデギク。漢字では紅輪蒲公英。ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治時代に観賞用として渡来し、栽培品の逸出も多いらしいが、戦後に樺太やサハリンから北海道にも広がった。引揚者が持ち込んだとの説もあるようだ。現在は全国で見られるようだが、『神奈川県植物誌2001』(神奈川県立生命の星・地球博物館)には、1996年に行われた同誌調査の際に初めて県内の相模原市で確認されたとある。繁殖力が強く、北半球の温帯に広く帰化しているようだ。
全体に黒い剛毛が密生し、根生葉は長楕円形で、7~8月にタンポポに似た径約2.5センチの橙赤色の頭花を咲かせるが、乾くと暗赤色になる。花茎は高さ20~50センチになる。しばしばランナーをのばして分株を作って繁殖する。果実は円柱形のそう果で赤褐色。白い冠毛があって風で散布される。
黄色の頭花をつけるキバナコウリンタンポポもヨーロッパ原産の帰化植物。1955年に北海道俱知安町で発見され、以後、道内に広がっている。

名前の通り「紅輪」の花をつけるコウリンタンポポ。長野県野沢温泉村・上ノ平高原で撮影。付近にはそこそこ群生していた。
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