京都府では準絶滅危惧種
ウキヤガラ
カヤツリグサ科
Bolboschoenus fluviatilis ( Scirpus yagara )
…………………………………………………………………………………………………
カヤツリグサ科ホタルイ属の多年草。カヤツリグサ科といえば、地味な植物ばかりなので、そもそも追ってないし、見かけてもほとんど撮影しないのだが、私の写真フォルダに20年以上前に秋田県田沢湖町(現在は仙北市)の大沼で撮影したウキヤガラがあったので、珍しく取り上げてみることにした。こうしてページを作れば、なかなか覚えられないカヤツリグサ科1種の名前を関連情報も含めて覚えられようというものだ。というか、本項植物記はそういう目的もあって、ずっと作り続けているわけだけどね。
それはともかくウキヤガラは、漢字では「浮矢幹」と書き、冬に枯れて水面に浮かぶ茎を矢柄に見立てて命名されたものという。沼や池、川などの浅い水辺に生える抽水植物で、水底の土中に太い地下匐枝をのばし、途中から茎を水面上に立ち上げる。茎は太く3稜があり、高さ80センチから1.5メートルにもなる。茎の中部より下に付く葉は幅約1センチの線形。茎の先に2~4個の葉状に発達した苞があり、その中から花序が出る。散形の花序には2~3個の長楕円形の小穂が付く。果実には短い刺が6個ある。
珍しい植物ではないと思うが、今回、検索すると、京都府では準絶滅危惧種に指定されていることを知った。

秋田県仙北市(撮影時は田沢湖町)の大沼に群生していたウキヤガラ。
|
|
|