にっぽん全国 巨樹めぐり | 九州 002 | |||
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読み/じょうもんすぎ 位置/[30°21′39″][130°31′54″] 幹回り/16.4m 推定樹齢/2170〜72000年(諸説あり) 歩道/有(トロッコ軌道+登山道) 探勝レベル/健脚向きの登山コース 指定/林野庁「森の巨人たち100選」・国の特別天然記念物(屋久島スギ原始林として) 現在のところ、日本最大のスギにして知名度も迫力も他を圧倒する巨樹中の巨樹。荒川登山口から往復8〜10時間もかかる健脚コースながらも、近年は年間約80,000人(環境省資料より)も訪れる超人気の巨樹でもある。 樹齢7200年という説が過去に発表されているが、その後、採取した試料を放射性炭素測定法で調べた結果、2170年、あるいは2700年という数字が出たこともある。また6300年前の鬼界カルデラ噴火による幸屋火砕流が屋久島を襲っていることから樹齢7200年説に疑問を唱える説もあるが、放射性炭素測定法の暦年補正をすると7300年前になり、樹齢7200年であっても矛盾しない…など様々な意見がある。 江戸時代の試し切りの跡があることから、過去に知られていたのは間違いないが、昭和41(1966)年、故・岩川貞次氏によって再発見されて、「大岩杉」と一度は名付けられたものの、その後の新聞記事がきっかけとなって、現在の名前が定着した。なお岩川氏は生前、「縄文杉よりもさらに大きな屋久杉を見たことがある」と語っていたともいわれる。その幻の屋久杉を見てみたい反面、このまま見つからない方がいいかもしれない…とも思えてしまう。 ◆関連情報 →屋久杉自然館 |
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初めて目の前で実物を見た時の感動は忘れられない(2005.08) |
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