ヒロヘリアオイラガ幼虫のトゲ

サボテンのトゲだっていえば、そう見えるかもしれないけど、この正体は柿などの害虫として知られるヒロヘリアオイラガの幼虫(右)。その頭部にあるトゲをアップにした写真だ。うっかり手で触ろうものなら、トゲと毒で炎症を起こす危険生物だが、よく見ると、意外と美しい姿をしている。幼虫というのは、大概無防備なので、なんとか弱い自分を守ろうとして、トゲだらけにして防御すべく進化したのだろう。でも人間様から見れば、害虫というだけでなく、刺されると痛いという強烈なマイナスイメージで、余計に駆除の対象になってしまってるんだな。まあ、それ以外の天敵には効果てきめんだろうけどさ。

 

少し引いた写真。確かに幼虫だね。


背中には、青い模様があり、しかも身体の組織はまるでゼラチンみたいだ。
それにしても、ホントにトゲだらけだなー
 

Nature
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File No.0022