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右の黒いのが、カメラの電池ボックスに入れるCR-P2のダミー。左は外部電源となる電池ボックス。プラグがあるので、コードと電池ボックスは簡単に分離もできる。
電池ボックスの内部。

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作る!

カメラ用防寒バッテリーボックス

File No.027

 もう二十年くらい前のことで、作ったことも忘れていたが、NikonF-601用に自作した防寒バッテリーボックスである。
 冬山では、低温のためカメラのバッテリー電圧が低下して撮影に支障が出る。そこでプロ用カメラには、カメラからコードをのばして、防寒着のポケットなどに電池ボックスを入れることで、外気温から電池を守る防寒バッテリーボックスが別売りアクセサリーで用意されている。しかし、当時使っていたNikonF-601は、そんな上位機種ではないので、専用の防寒バッテリーボックスはなかった。そこで、自作することに。
 
 F-601には、当然のことながら外部電源用接点とかないので、外部電源のコードをカメラの電池ボックスに直接つなぐしかない。そこで使用済みのCR-P2(電池)をバラして、中身は捨て電池の外側プラスチックをダミーに利用。これにネジで接点を作り、コードをハンダで固定する。さらにカメラの電池ボックスの蓋に穴を開けて、そこからコードを出せるようにした。一方、電池ボックスは、小さな電気工作用のプラスチックボックスを買ってきて、プラグとCR-P2用の電池ボックスを取り付ければ完成だ。

 何度か冬山で使って効果はあったが、その後、F-601が故障し、ニコンの修理窓口に持参。電池ボックスの蓋に穴が開いていたので、ニコンの担当者もびっくりしていたが、説明したら「なるほどね」みたいな反応だった。このまま出すと修理担当者が蓋を交換しちゃうだろうということで、窓口担当者が気をきかせて、わざわざ修理伝票に「蓋の交換不要」と書いてくれたのだが、後日、受け取りに行くと、伝票をよく見ていなかったようで、見事に新しい蓋に交換されていて「あ〜あ。また穴開けなきゃいけないじゃん。しかも蓋の料金まで取られて!!」とガックリ。でも、その後、冬山にはあまり行かなくなり、蓋を交換してもらったのは結局、正解だった。