北海道の森で普通に出会える
エゾリス
Sciurus vulgaris orientis
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北海道に生息するリス科リス属のリスで、ユーラシア大陸に広く分布するキタリスの亜種にあたる。北海道固有動物の中でもエゾシカとキタキツネとともに容易に出会える種類といえそうだが、私の場合は4年前の長期取材時には一度も出会わず、今年の取材でようやく初対面となった。しかも、別々の場所で偶然続けて遭遇。
以下の写真は、野幌森林公園内で取材中に姿を見かけ、望遠ズームレンズを装着した別のカメラを車に取りに戻って撮影したもの。付近には4頭もエゾリスがいて、草原を駆け回ったり木に登ったりして餌を探していた。動きはせわしく、カメラで追うのは大変だったが、愛らしい姿は撮影のしがいがあった。
関連情報→本サイト動物記「ニホンリス」「タイワンリス」
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人間は見慣れているはずだが、一応は気になるようだ。時々、直視されたが、それも一瞬のこと。この個体は、毛並みがきれいだが、中には複数のマダニに喰いつかれた個体も見かけた。
クルミの実を食べようとするエゾリス。木登りしやすいように爪は長い。
木に登るエゾリス。尾は長く、おそらく姿勢のバランスをとるのに役に立っているのだろう。
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